『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』スカーレット・ヨハンソンとチャニング・テイタムが極秘プロジェクトを語る
アメリカの有人宇宙飛行計画を題材にした感動作『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』が7月19日(金)に公開される。宇宙飛行士の向井千秋の初フライトから30年となる本日、本作よりスカーレット・ヨハンソンと共演のチャニング・テイタムが“極秘プロジェクト”を語る特別映像が解禁となった。
人類最大の偉業、アポロ11号の月面着陸。その歴史的瞬間はテレビで全世界に生中継され、人間が月の上を歩く映像に誰もが胸を熱くした。だがその後、その映像が実はフェイクだったのではないか、という説が流れ、マスメディアでも取り上げられた。本作は、そんなウワサをアイデアにした作品。監督のグレッグ・バーランティは「人間が月に行ったことがなぜ重要なのかを描いている。人類史上最も有名な瞬間の一つを偽るという映画を作るのであれば、人類の歴史における真実の瞬間をとてもリアルに感じさせなければならない」と本作について語っている。また、完全オリジナルの脚本に惚れ込んだ主演のヨハンソンがプロデューサーにも名を連ねており、テイタム、ウディ・ハレルソンら豪華キャストの競演が実現した。
今回解禁されたのは、本作に登場する敏腕PRウーマン、ケリーにフォーカスした特別映像。ケリーを演じたヨハンソンは「プロデューサーに専念するつもりだった」「脚本がよすぎて誰にも役を渡したくなかった」と語る。1960年代のマンハッタンでPRのプロフェッショナルとしてのし上がってきたケリー。その噂を聞きつけてNASAのPRを持ちかけるのが政府関係者のモー(ハレルソン)だ。失敗続きで国民の関心が薄れつつあるNASAのイメージアップと月面着陸のPRを担当するためにフロリダに呼び寄せられたと説明するヨハンソン。そんなケリーにとって「厄介なのがコールよ」とコールを演じた隣のテイタムに話を向ける。テイタムが演じるコールはNASAの発射責任者。“嘘の宣伝”を次々仕掛けてやりたい放題のケリーに対して真面目で実直な性格のコールを演じたテイタムは「2人は犬猿の仲だ」とコメントする。続く本編映像でも2人の関係性を象徴する軽快なやりとりが繰り広げられている。「目標は同じでもやり方が違うの」とNASA職員とPRとで“月面着陸”という同じ志を持ちながらもお互いを敵視する関係性がヨハンソンから説明された。
NASAのPRを担当するケリーと実直な発射責任者コール、そしてケリーに極秘ミッションを発令するモー。人類初の“月面着陸”はどのような展開を迎えるのだろうか?テレビの生中継で全世界が目撃した“月面着陸”の裏側と奮闘を描く物語をぜひ劇場で楽しんで欲しい。
文/鈴木レイヤ