「シーズン3は“完璧”」世界中で話題沸騰のドラマシリーズ「一流シェフのファミリーレストラン」キャスト陣が語り合う、最高のチームワーク
「監督することができて感動でいっぱい」(アヨ・エデビリ)
――エボンに質問です。前シーズンでリッチーが別のレストランで働いたことは、彼にとってどのような影響があったのでしょうか?
モス=バクラック「リッチーは多分、別のレストランでより進化したあり方に触れたのだと思います。そして彼が向かうべき道が見えてきた。でも道が見えることと、それを歩むのは別のこと。個人的な成長と同じように、前進と後退を繰り返すもので、明確で一方向の道というものはないのです」
――エグゼクティブ・プロデューサーも務めているマティに質問です。番組のメニュー作りの裏側について教えてください。
マシスン「はい、劇中のメニューはプロデューサーのコートニー・ストーラーが中心に立って開発をしています。僕は彼女や彼女のチームと一緒に、カーミーとシドニーがどのような人物で、なにを考え、どのように料理を作り、それを通して自分たちをどうやって表現するのかとアイデアを出し合っています。全体的に言えば、美しく思慮深い料理を作り、限界に挑戦することに重きを置いているという感じです」
――昨シーズンではシカゴのレストランがたくさん登場しましたが、今シーズンでもシカゴのフードシーンがたくさん登場するのでしょうか?
マシスン「僕たちはシカゴが大好きです。だからシカゴのすばらしいところをたくさん見せて、ポジティブな形で光を当てていきたい」
エデビリ「多くのレストランやそこで働く人たちが、私たちの番組作りにとても貢献してくれています。シカゴのすばらしい場所からシェフが来てくれて、私たちを助けてくれたり、彼らの場所を貸してくれたり。私たちは皆とても感謝しています」
モス=バクラック「番組にとってとても大切なことです。シカゴのレストランこそ、この番組の生命線の一部。今シーズンは、僕たちがストーリーを語るうえでシカゴのレストランがいかに重要であるかをあらわしていると思います」
――シーズン3の第6話で監督を務めたアヨにお聞きします。自らエピソードを監督するのはどのような経験でしたか?
エデビリ「とても最高でした!俳優として仕事ができるだけで夢のようなのに、その延長線上で監督をすることもできて、毎日が感動でいっぱいでした。世界で最も好きな俳優たちを監督することは、最高に幸運で贈り物のような経験です。俳優をするのと同じくらい、世界最高の仕事なんじゃないかと感じました」
――監督するエピソードは自分で選んだのでしょうか?
エデビリ「クリエイターのクリストファー・ストーラーやプロデューサーたちのなかでは、どのエピソードを誰が監督するのかあらかじめ決まっていたと思います。私は幸運にも、俳優として事前に全部のエピソードを読むことができ、クリス(トファー)からどの脚本が良いか訊ねられました。『もしライザのエピソードをやれるならば…』と私が言うと、彼は『同じことを考えていた』と言ってくれました」