遅咲きのインド人バレエダンサー『コール・ミー・ダンサー』主人公の熱意が胸に迫る本予告

遅咲きのバレエダンサーの苦悩と努力を取り上げ、世界のドキュメンタリー映画賞を席巻中の感動作『コール・ミー・ダンサー』が11月29日(金)に公開される。このたび、本作の本予告と本ポスタービジュアルが解禁となった。

ムンバイで大学に通うマニーシュは、ストリートダンスに興味を持ち独学で練習を始める。ある日、出場したダンスの大会で注目を浴びた彼は、出場していた他の選手にダンススクールに通うことを勧められ、マニーシュは両親からは反対されるなかダンススクールの門を叩く。マニーシュはバレエを教えるイスラエル人イェフダと出会い、バレエの虜になってしまう。優れた運動能力とたゆまぬ向上心を持つマニーシュに、必死で応えるイェフダ。しかし、バレエダンサーとして活躍するには、マニーシュは年を重ねすぎていた。

主人公マニーシュ役には、そのドラマチックな半生が話題を呼び、2020年のNetflix映画「バレエ：未来への扉」として製作された際には本人役として出演、現在もダンサーとして活躍するマニーシュ・チャウハン。彼のひたむきさと努力、生まれ持った明るい魅力が重なることで、既存のドキュメンタリーとは一線を画し、さながら“実話ドラマ”を鑑賞しているかのような没頭感を生み出している。また、監督は、自身もダンサーとして長く活躍し、引退後プロデューサーに転身、バレエの舞台から、PBS、ディスカバリーチャンネル、A&E、CBS、アルジャジーラなど数々のドキュメンタリーで名誉ある賞を獲得してきたレスリー・シャンパインと、同じく25年以上ドキュメンタリーを中心に制作してきたピップ・ギルモアの2人が担当した。

解禁となった予告映像には、初めて訪れたダンススクールで＜クラシックバレエ＞と出会うマニーシュの姿が切り取られている。バレエの魅力に取り憑かれたマニーシュは、貧しさにもめげず、元世界的バレエダンサーのイェフダを師匠と仰ぎ、ともに日々のレッスンに邁進。やがて才能を発揮するが、そんななかマニーシュはクラシックバレエダンサーとして生きていくには年齢を重ね過ぎているという現実を目の当たりにすることに。「アメリカのバレエ団に入るのが夢なんだ」「あの子をなんとしてもプロのダンサーにしてやりたい」「本物のダンサーだって言われたい」と、数々の襲いかかる困難にもめげず、そして、自分で選んだ夢を叶えるため、信じる師匠とともに真っ直ぐに突き進むマニーシュの姿を捉えた感動的な予告となっている。

あわせて解禁となった本ポスターには「踊ることが、夢になった」というキャッチコピーが添えられている。大自然と一体化するように一心不乱に踊るマニーシュの姿を捉えられ、“踊ること”に全てを捧げたダンサーだけが放つ、力強さと荘厳な美しさが詰まったビジュアルとなった。

プロを目指し、ダンサーという夢を追ったマニーシュに待ち受ける運命とは？感動の実話ドラマをぜひ劇場で体感してほしい。

文/鈴木レイヤ