『猿の惑星』最新作を見る前に、リーダー猿・シーザーの軌跡を特別映像でおさらい!
ウイルスの突然変異によって高度な知能を得た猿たちの反乱、人類が築き上げた文明社会の崩壊、猿と人類の戦争の勃発という衝撃的なストーリーを描き、全世界を震撼させた「猿の惑星」シリーズの最新作『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』が10月13日(金)より公開となる。
『猿の惑星 創世記(ジェネシス)』(11)、『猿の惑星 新世紀(ライジング)』(14)に続き、『聖戦記(グレート・ウォー)』と題された最新作では、ついに地球の歴史が塗りかえられ、新たな支配者が決する激動のドラマと、圧倒的なスケール感みなぎる壮絶なアクションが繰り広げられる。
本作は全米で初登場第1位を達成。これで前2作に続いて、3作連続での初登場第1位を記録したことになる。さらに全米批評家サイト「Rotten Tomatoes」のトップ批評家による評価でも、93%(9/11付)という高評価を得ており「これだけのスケールのメジャー映画で本作以上に優れた作品は無い」(Deadline)「すべての猿たちがあまりにリアルなので、観客は彼らが猿であることをすぐに忘れてしまうだろう」(USA TODAY)などと絶賛されている。
そして今回、そんな『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』をより楽しむために、高度な知能を得てカリスマ的リーダー猿となったシーザーが、いかにして人間との争いに身を投じていくことになったかおさらいできる特別映像が到着!
若き神経科学者ウィル(ジェームズ・フランコ)は、アルツハイマー症を治癒する新薬の開発に没頭していた。その薬の投与によって知的進化を遂げたチンパンジーが産んだ赤ん坊のシーザーも、母親の特殊な遺伝子を受け継ぎ、インテリジェンスを発揮していく。しかし、あるトラブルをきっかけにシーザーは動物保護施設に収容され、そこで猿たちが人間に虐待されている残酷な現実を目の当たりにする。苦悩の末、シーザーは仲間を率いて、人類への反乱を実行するのだった。
前2作を含め、シーザーを演じ続けてきたアンディ・サーキスは「常に、家族と自分の種を守るためのバランスをとることが問題だ。より大きな全体像に対して、誰もが生き残れるように、人間と猿の間をのバランスをとること。そういうプレッシャーを彼は感じていている」と新薬開発という希望から始まった物語が、戦いへと発展する中で苦悩するシーザーについて明かす。
彼の言葉を裏付けるように、続く『猿の惑星 新世紀(ライジング)』でも、世界中にウイルスが蔓延し、社会が崩壊してしまった人類の穏健派マルコム(ジェイソン・クラーク)とシーザーは和解の道を探るが、人間への憎しみを抑えられない猿と人類との対立は激化していってしまう。
「『創世記(ジェネシス)』で、他の猿と一緒にされるまでは、彼は自分を人間だと思っていた。そのため、人間に対する敬意と、第一に自分の種を助けようという思いの間で揺れる葛藤に陥り、彼は自分の猿らしさを見つけなければならなかった。その後、彼は社会やコミュニティを全力で築き、自分の種である猿を前進させる道を作ることに取り組んだ。前作で描かれたこの部分は、今回より大きな脅威のせいで、さらにレベルアップされている」。
本作では、最愛の家族を失い復讐の旅に出たシーザーと、宿敵である大佐との種の存亡をかけた壮絶でエモーショナルな物語が展開する。前作に引き続きメガホンをとったマット・リーヴスは「この物語は、シーザーの内面と感情を強く押し出したレベルで見せるが、前2作とはちがうスケールの大きさを見せなくてはならないとも思っていた。なぜなら、これは文明の始まりでもあるからだ」と、いよいよ地球が猿の惑星へと移行することをほのめかす。
大きな変革が予想される『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』。両勢とも決して負けることのできない聖戦の果てに、どのようなラストが待ち受けているのか。特別映像でこれまでのシリーズをおさらいして、公開に備えよう。【Movie Walker】