ガーリーなツインテにシックなチャイナ服…『スオミの話をしよう』で長澤まさみが見せた圧巻の七変化!

コラム

ガーリーなツインテにシックなチャイナ服…『スオミの話をしよう』で長澤まさみが見せた圧巻の七変化!

『記憶にございません!』(19)以来、三谷幸喜監督が5年ぶりにメガホンを握った『スオミの話をしよう』が9月13日(金)より公開される。大富豪の妻スオミが突然姿を消したことで巻き起こる騒動を描く本作。物語の中心となる主人公スオミを演じているのが、いまや国民的女優となった長澤まさみだ。

【写真を見る】ツインテ、ワンレンボブ…長澤まさみの華麗なる七変化!
【写真を見る】ツインテ、ワンレンボブ…長澤まさみの華麗なる七変化![c]2024「スオミの話をしよう」製作委員会

人によって異なる印象を持たれている多面性のある女性、スオミをコミカルに演じ分けている長澤といえば、これまでの作品でも多彩な変貌ぶりを見せてきたことはご存知の通り。本作でも観客を翻弄する七色の演技を披露しているので、過去作を振り返りつつ、その姿をチェックしていきたい。

コメディエンヌとして原点的ドラマ「都市伝説の女」

過去にも多くの作品で七変化を見せている長澤
過去にも多くの作品で七変化を見せている長澤[c]2024「スオミの話をしよう」製作委員会

長澤のコメディエンヌとしてのベースとなった作品が、2012年に放送されると深夜帯ながら高視聴率を記録した「都市伝説の女」。翌年に続編も作られたこのドラマは、都市伝説をこよなく愛する女性刑事が、都市伝説にこじつけた珍妙な捜査で、なぜか難事件を次々と解決してしまうという独特な世界観のコメディミステリーだ。

長澤は演じたのは、筋金入りの都市伝説マニアの主人公、音無月子。マニアックな知識を武器に、周囲を巻き込みながら捜査を進めていくマイペースなキャラクターを、まくし立てるような早口でコミカルに表現。かと思えば、真剣な面持ちを浮かべて事件に向き合ったりと、コロコロと表情を変えながらチャーミングに演じていた。

音無は自他共に認める美貌の持ち主であり、鑑識の勝浦(溝端淳平)を誘惑して情報をもらうなど、捜査のためなら美貌を利用することもしばしば。ゆえに劇中では多彩な姿に変身しており、ウェディングドレス姿から「ガンダム」風ファッション、中世ヨーロッパテイストのドレスに、白バイ警官制服といったコスプレでも視聴者を楽しませた。

「コンフィデンスマンJP」では多彩なコスプレを披露

そんな七変化がよりパワーアップしていたのが、カネの亡者をターゲットにした詐欺師チームの活躍を描いた「コンフィデンスマンJP」シリーズだ。2018年の連続ドラマに加えて3本の映画版まで作られた、長澤にとって最大の代表作と言っても過言ではない。

ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)と共に行動するチームのリーダー的存在である主人公のダー子をケレン味たっぷりに演じている長澤。記念すべきドラマ第1話で見せた肩に桜吹雪の刺青が入った極妻風姿を皮切りに、詐欺師役という役柄上、毎回異なる姿に様変わり。

片言の日本語を話すカーリーヘアのド派手な外国人バイヤーに、ブレザー姿の女子高生、ある時は知的なキャビンアテンダント…と、嬉々とした演技とコスプレで様々な人物に変身。『コンフィデンスマンJP 英雄編』(22)では角刈り姿まで披露するなど、シリーズを通じて抜群のインパクトを放った。


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