長澤まさみ×三谷幸喜『スオミの話をしよう』が初登場No. 1!『ラストマイル』に続き、“実写オリジナル邦画”の逆襲なるか
『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!』は2位にランクイン!
さてランキングに戻ると、今週は他に2本の新作がランクイン。2位に初登場を果たしたのは、「プリキュア」シリーズの通算21作目として今年2月から放送がスタートした「わんだふるぷりきゅあ!」の単独映画となる映画『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ・ゲームの世界で大冒険!』(公開中)だ。
初日から3日間の動員は29万5000人、興収は3億6700万円を記録。これは「プリキュア」シリーズの単独映画の前作『映画デリシャスパーティ・プリキュア 夢みる・お子さまランチ!』(22)のオープニング成績と比較すると、動員では96%、興収では100%とほぼ遜色のない数字。また、祝日を含む4日間の累計成績では動員40万5000人、興収4億9700万円を記録している。
動物と人が仲良く暮らす街を舞台にし、“犬のプリキュア”が登場することでも話題となった「わんだふるぷりきゅあ」。今回の劇場版には前年の「ひろがるスカイ!プリキュア」や来年続編の放送が控える「魔法使いプリキュア!」のキャラクターたちも登場。昨年公開されたオールスター作品である『映画 プリキュアオールスターズF』(23)は、歴代の全「プリキュア」映画で最高成績となる興収15億円&観客動員119万人を突破しており、そこにどこまで近付くことができるか注目が集まるところ。
また、4位には昨年「日本レコード大賞」に輝いた人気バンドMrs. GREEN APPLEのファンクラブ会員限定で行われたライブツアー「Mrs. GREEN APPLE 2023-2024 FC TOUR “The White Lounge”」に新たな映像を加えて映画化した『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge ㏌ CINEMA』(公開中)がランクインしている。
既存の作品では、公開4週目で3位となった『ラストマイル』が週末3日間で動員25万8000人、興収3億8900万円を好調を保ち、公開25日間の累計成績では動員271万人&興収38億円を突破。公開7週目を迎えた『インサイド・ヘッド2』(公開中)は累計で動員380万人&興収48億円を突破。そして公開10週目もトップテン圏内を守り抜いた『キングダム 大将軍の帰還』(公開中)は累計動員523万人&興収77億円を突破。日本歴代興収ランキングでは、また順位を上げて91位となっている。
以下は、1~10位までのランキング(9月6日〜9月8日)
1位『スオミの話をしよう』
2位『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ・ゲームの世界で大冒険!』
3位『ラストマイル』
4位『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge ㏌ CINEMA』
5位『インサイド・ヘッド2』
6位『エイリアン:ロムルス』
7位『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』
8位『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』
9位『夏目アラタの結婚』
10位『キングダム 大将軍の帰還』
今週末は、「トランスフォーマー」シリーズの最新作となる3DCGムービー『トランスフォーマー/ONE』(9月20日公開)、丸山くがねの人気ノベルを原作とした「オーバーロード」シリーズ初の完全新作劇場版となる『劇場版 オーバーロード 聖王国編』(9月20日公開)、「ブラッシュアップライフ」の水野格監督と高橋文哉&田中圭がタッグを組んだミステリー『あの人が消えた』(9月20日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬