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主演は松村北斗!新海誠ワールドの原点『秒速5センチメートル』が実写化決定

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主演は松村北斗!新海誠ワールドの原点『秒速5センチメートル』が実写化決定

<コメント>

●新海誠(原作)

「私が二十年近く前に監督したアニメーション映画『秒速5センチメートル』は、とても未熟で未完成な作品でした。しかしその未完成さ故に、いまでも長く愛し続けてもらえている作品でもあります。初期衝動―未知への憧れと畏れだけをただぶつけたあのような映画は、いまの自分には決して作れないでしょうし、再現も出来ません。ですから、奥山監督をはじめとした若く熱心なチームが再び、『秒速5センチメートル』に向き合ってくれていることに、私はとても興奮しています。最も信頼する俳優である松村北斗くんに主演を務めてもらえることにも、人生の不思議さを感じます。どうか、皆さんのいまでしか作れない映画にしてください。誰よりも完成を心待ちに、応援しています」

●松村北斗(主演)

「僕自身、何度も見返してきた作品だからこそ、重責を日々感じています。この原作はたくさんの方の人生に深い影響を与えてきました。ファンの皆さんはそれぞれの解釈と世界を持っていて、僕もその一人です。そんな作品の実写化に未熟な僕が参加するのかと一歩踏みだせないでいました。しかし、奥山監督をはじめとする製作陣の原作への憧れと愛。そして、新海さんから言っていただいた『北斗くんで見たいですね』というお言葉がこのチームで挑戦する理由をくれました。『秒速5センチメートル』に影響を受けて憧れてきた者が集まったチームで作る今回の作品。原作チーム、ファンの方への敬意を胸に挑ませていただきます」

●奥山由之(監督)

「新海誠さんが当時33歳の時に紡ぎ上げていた物語を、いま33歳の僕が撮らせて頂くことに、ただの数字とはいえ、大切な巡り合わせを感じております。いましか作れないものがあるということ、いずれは忘れてしまう眼差しがあるということに気付かされながら『秒速5センチメートル』と向き合っている日々です。どことない喪失感、焦燥感を抱える貴樹の背中に、温もりある手を添えるようにして、心から信頼するチームの皆さんとともに、1シーン1シーン、1秒1秒を丁寧に、切実さと誠実さをもって、真摯に撮り重ねたいと思います。僕の中に残る『センチメンタル』をこの作品に全て置いていきますので、どうかご期待ください」

●鈴木史子(脚本)

「新海誠監督の『秒速5センチメートル』を初めて観たのは20代の頃でした。チームの中には中学生や高校生で観たという方も多く、どの地点でこの作品と出会ったかによって違う切実さを感じる深遠な原作を前に、喜びと緊張を持って向き合わせていただきました。人と人が近づいたり離れたりする巡り合わせのことを。とても真摯な奥山監督や信頼するスタッフ、誠実なキャストの皆さんとたくさんの対話を重ね、その時間のすべてを脚本に込めました。多くの方々の“いま”に届くことを願っております」

●玉井宏昌(プロデューサー)

「世界中で愛されている不朽の名作を実写化するという無謀な挑戦を受け入れてくださったばかりでなく、言葉を尽くしてのご助言をはじめ本プロジェクトを支えてくださっている新海誠様、コミックス・ウェーブ・フィルムの皆様に感謝申し上げます。映像監督、写真家としてフロントランナーである奥山由之監督、松村北斗さんと共演者の皆様、脚本、映像、音、デザイン、それぞれの専門領域において並外れた才能と技術、そして研ぎ澄まされた感性と美意識を持った方々が集結しています。公開までの続報も楽しみにしていただけたら幸いです」


文/平尾嘉浩

※草なぎ剛の「なぎ」は弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記

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