『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』東京国際映画祭コンペティション部門出品決定!恋の始まりを告げる場面写真も
萩原利久が主演を務め、河合優実がヒロインを演じる2025年4月公開の映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』から場面写真が解禁された。
本作はお笑いコンビ「ジャルジャル」の福徳秀介が2020年に発表した同名小説を、『勝手にふるえてろ』(17)、『私をくいとめて』(20)、テレビドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」など、数々の話題作を手がける大九明子が実写化したラブストーリー。主人公の冴えない大学生、小西徹を萩原が演じ、小西が恋に落ちるヒロイン、桜田花を河合が演じる。
このたび解禁されたのは2点の場面写真。小西と桜田が出会い、恋を育んでいくふたりが捉えられた場面写真で、ぎこちない距離感が恋のはじまりを予感させる。
そんな本作は、10月28日(月)からスタートする第37回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品されることが決定。東京国際映画祭は、監督の大九にとって縁の深い映画祭で、第30回の同映画祭コンペティション部門に『勝手にふるえてろ』、第33回の同映画祭TOKYOプレミア2020部門で『私をくいとめて』の2作品で観客賞を獲得している。
9月25日に行われた映画祭のラインナップ発表記者会見で大九は「『勝手にふるえてろ』で初めてコンペティション部門に選んでいただいて観客賞を取った瞬間ももちろん嬉しかったんですが、まずは“見つけていただいた”という喜びがあっていまでも昨日のことのように思い出せますし、私にとってとても大事な映画祭です。まさか今回も声をかけていただけるとは思っていなかったのでとても驚いたのと同時に、すごく光栄で、私もなにか東京国際映画祭に貢献できることがあれば色々やっていきたいなと思っています」とコメント。
映画祭でプログラミング・ディレクターを務める市山尚三は「俳優の演技が素晴らしい。素晴らしい若手演技が堪能できる」と本作を絶賛。大九は「大学生の主人公と彼を取り巻く人々のお話で、とても若い俳優たちと作った映画です。どんな些細なことでも若い人たちが普段思っていることをどんどん盛り込んでいこうと、映画の様々なところに、普段以上に私が言いたいことを盛り込んで作らせていただいた映画です。そのあたりがどのように皆様に受け取っていただけるかなとすごく楽しみです。また、素晴らしい若い俳優が集まってくれたので、彼らの持っているものを最大限観ていただきたいなと思って、なるべく長回しで撮影することを心がけました」と仕上がりに自信をのぞかせた。
若手俳優の中でも演技力に定評のある萩原と河合は本作が初共演。2人の魅力が詰まった映画を、いち早く映画祭のスクリーンで楽しんでみては?
文/スズキヒロシ