“誕生70周年”のアニバーサリーイヤーに向けて、「パディントン」映画第4弾&テレビシリーズの製作が進行中!
7年ぶりのシリーズ最新作となる『Paddington in Peru』が11月に英国で、2025年1月に北米で公開される「パディントン」シリーズ。その映画第4弾と、テレビシリーズの製作がすでに進行中であることがわかった。「The Hollywood Reporter」などが報じている。
1958年に発表されたマイケル・ボンドの世界的人気を誇る児童文学「くまのパディントン」。同作を「ハリー・ポッター」シリーズなどを手掛けたヘイデイ・フィルムズとフランスのスタジオカナルの共同製作で実写映画化した「パディントン」シリーズは、ペルーかロンドンへとやってきたクマのパディントンが、ブラウン一家のもとで暮らしながらさまざまな大冒険を繰り広げていく。
2014年に公開された第1作『パディントン』は、全世界興収2億8000万ドルを超える大ヒットを記録。続く第2作『パディントン2』(17)は、世界中の批評家から寄せられたレビューを集積・集計し、独自の方法でスコアを算出するサイト「ロッテン・トマト」で、「スコア100%を維持したレビュー数」の新記録を樹立。2021年に投稿された246件目のレビューでスコアが99%に下がるまで、批評家からの好意的評価100%という前人未到の記録を打ち立てた。
そして今回の報道によれば、先週ロンドンで行われた「ブランド・ライセンシング・ヨーロッパ2024」で行われたプレゼンテーションに、スタジオカナルのCEOであるフランソワーズ・ギヨネとグローバル・セールス部門のシセル・ヘノが登壇。まもなく公開される映画第3作をはじめとした今後のシリーズの展開について触れるなかで、映画第4作とテレビシリーズの製作が進められていると公言したのだとか。
作品の詳細については明らかにされていないが、どちらも2027年と2028年の公開を目標にして進行中とのことで、2028年は「くまのパディントン」の誕生から70周年のアニバーサリーイヤーでもある。今後の「パディントン」シリーズの展開に注目しながら、まずは映画第3作の日本公開決定を楽しみに待ちたい。
文/久保田 和馬