各作品に携わった脚本家から「サプライズメッセージ」とし手紙が届く場面も。「ヴィンチェンツォ」ステージでは脚本家のパク・ジェボムより手紙が届き「ヴィンチェンツォの宿敵であるチャン・ジュヌは”オク・テギョン”でなければやり遂げることのできなかった最高のヴィランでした」と賛辞のメッセージが贈られると、オク・テギョンは照れた様子を見せながら「ありがとうございます!」と喜びを口にした。また「悪の花」ステージでは脚本家のユ・ジョンヒから「イ・ジュンギじゃないド・ヒョンスは想像すらできません。作家にとって最高のプレゼントです」といった愛のこもった内容が寄せられ、イ・ジュンギは「ありがとうございます。感動しました。想いが伝わってきました」と笑顔を見せた。
各ステージの後半では、キャストがトロッコに乗り、アリーナ席を回遊しながら観客に挨拶をしたり、一緒にゲームを楽しむコーナーも。トロッコの乗った2人が近くにくると、観客は名前を呼んだり、ペンライトや手を振るなど大興奮。さらに、イ・ジュンギは「悪の花」オリジナルサウンドトラックより「in my heart」「麗<レイ>」オリジナルサウンドトラックより「君のために」の2曲を生歌披露。ドラマを代表する名曲をしっとりと歌い上げ、会場を魅了した。
最後に、オク・テギョンが「今日は楽しかったですか?僕も皆さんとお会いできて嬉しかったし楽しかったです。今年は日本の作品『グランメゾン・パリ』にも出演することになり、また皆さんと会える機会もあるかもしれません。その日まで皆さんお元気で、待っていてくださいね!」と挨拶。イ・ジュンギは「こうして楽しいステージで皆さんとお会いできて光栄です。来年にはまた新しい作品でお会いできると思います。いつもそうしてくださったように、これからもそばにいてください」と本日のイベントの感想と併せ、日本のファンに向けた温かいメッセージが贈られ、会場は大きな拍手に包まれた。
またこのイベント内でイ・ジュンギが主演した「悪の花」が日本人キャストにより2026年初春に舞台化されることが発表された。今回の舞台化はStudio Dragonとエイベックス・ピクチャーズが戦略的業務提携協定を締結したことで実現。舞台市場の新規開拓、日本をはじめとするアジアでの事業拡大を推進する取り組みの一環だ。2023年にはその第1弾の取り組みとしてオク・テギョンが出演した「ヴィンチェンツォ」を日本でミュージカル化し、話題となった。韓国ではシリアスなイ・ジュンギの熱演が注目された「悪の花」が、日本でどのように舞台化されるのか楽しみだ。
文/編集部