今年で公開45周年を迎える長編アニメーション映画『ルパン三世 カリオストロの城』(79)が11月29日(金)よりリバイバル上映されることが決定。さらに初のIMAXでの特別上映も決まり、2種類のポスタービジュアルや「LUPIN ZERO」監督の酒向大輔による描き下ろし画稿も到着した。
宮崎駿の映画初監督作品としても知られ、綿密なキャラ設定とストーリー、カーアクションの迫力は、CGアニメ全盛となったいまも色褪せることがない本作。そんな『ルパン三世 カリオストロの城』公開45周年を記念して全国52館でIMAXの特別上映が決定。
今回のIMAX特別上映は、この不朽の名作を最新の映像技術で体験できる貴重な機会。視野全面を覆う大スクリーンと、リアルに迫るシャープな映像、そして高精度な音響システムにより、宮崎のみずみずしい才能のすべてが注ぎ込まれ、描き上げられた世界観がこれまで以上に鮮明に表現され、圧倒的な没入感へと観る者を誘う。まだデジタル技術が存在しない時代に細部まで丁寧に作り込まれた美しい背景や、キャラクターたちの生き生きとした繊細な表情、そして日本アニメ史に語り継がれる数々のアクションシーンや名シーンが、まるでスクリーンから飛び出してくるかのような臨場感をともなって新たな映像体験として蘇る。
そしてこのたび解禁されたのは、IMAX版と通常版の2種のポスタービジュアル。通常版上映では1979年の公開当時のビジュアルを使用し、IMAX版では2021年に特別に描き下ろされたイラストを使用。どちらのポスターも上映劇場で順次掲出予定となっている。
さらに配信アニメ「LUPIN ZERO」の監督を務めた酒向による45周年記念描き下ろし画稿も初公開。完全新規ビジュアルの他、本編の名シーンをリライトしたビジュアルも披露されている。また酒向による描き下ろし画稿を使用した45周年記念商品も劇場で販売される予定だ。
日本アニメーション史に燦然と輝く傑作として、いまや世界中のファンから愛されている本作。色褪せることのない作品の魅力を大画面で堪能してほしい!
文/スズキヒロシ