第30回東京国際映画祭のラインナップが発表!瀬々敬久らゲスト陣が登壇
10月25日(水)に開幕する第30回東京国際映画祭のラインナップ発表会が、9月26日に六本木アカデミーヒルズのタワーホールで開催。フェスティバル・ディレクターの久松猛朗らスタッフ陣、コンペティション部門出品作『最低。』の瀬々敬久監督、森口彩乃、佐々木心音、山田愛奈、同部門出品作『勝手にふるえてろ』の大九明子監督、アニメーション特集「映画監督 原恵一の世界」の原恵一監督らが登壇した。
瀬々敬久監督は、『最低。』について「原作は現役のAV女優紗倉まなさんが書いた、AV女優を取り巻く日常を緻密に描かれた小説。今、日本で、親しい存在としてアダルトビデオがある。その現状やAV女優さんたちの普通の日常を描こうと思いました」と語った。
森口はAV女優の役について「覚悟はすごくいる作品だなと思い、撮影前に何で引き受けちゃったんだろう?と思いました」と赤裸々な思いを告白。
佐々木は「元々、原作を読んでいて、まなさんとも年齢が近かったので、この話が来た時、とてもうれしかったです。楽しくやらせていただきました」と笑顔を見せた。
本作で映画デビューをした山田は「本当に0から学ばせていただいた。いろいろと勉強になったし、映画がこういうふうに作られているんだろうなということがわかりました」と感想を語った。
『勝手にふるえてろ』の大九明子監督は、主演を務める松岡茉優について「現場では大変集中している姿が印象的でした」と称えた。
コンペティション部門の国際審査委員長を務めるのは、俳優で監督でもあるトミー・リー・ジョーンズで、その他の審査員を映画監督・脚本家・プロデューサーであるレザ・ミルキャリミ、女優で映画監督でもあるヴィッキー・チャオ、俳優の永瀬正敏が務める。
第30回東京国際映画祭は、10月25日(水)から11月3日(金・祝)の10日間で開催。オープニング作品は『鋼の錬金術師』(12月1日公開)に、クロージング作品は『不都合な真実2:放置された地球』(11月17日公開)が決定している。【取材・文/山崎伸子】