感情たちに共感することで、自分自身をもっと好きになれる!
前作から登場するヨロコビやカナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリの5つの感情は、人間の基本的な感情として知られているもの。そこに今回新たに加えられた4つの感情は、「ティーンにとって難しく、ある意味ミステリアスなもの」だと、本作の心理学監修を務めたダッチャー・ケルトナー博士は説明している。
カナシミにもきちんとした役割があったように、新たに登場する4つの感情たちにもそれぞれ重要な役割がある。そしてなによりも、全部の感情たちが宿主であるライリーの人生をより幸せなものにしようと精一杯に奮闘している。そんな感情たちのひたむきな姿に心を打たれた社員たちの多くは、同時にある重要なことに気付いたようだ。それは、どの感情も映画のなかだけに存在しているのではなく、自分自身のなかにもあるものだということ。
「ヨロコビも、空回るとネガティブな方向に行くし、シンパイはうまくいけば危険回避にもなる。どの感情も行き過ぎるとポジティブにもネガティブにもなるけれど、それはつまり、どの感情も持っていていいということなんですね」(30代・女性)
「映画のなかの感情たちは全員ライリーそのもの。それに気付かされると、私自身も『頭の中で、自分のためにこんなに頑張って生きているんだ』と思えてきて、自分を褒めてあげたい気持ちになりました」(30代・女性)
「ポジティブな気持ちだけでなく、ネガティブな気持ちも自分にとって大切な心の動きなんだなと改めて気付かされた。普段仕事をしていても心配に感じたり、いやだな、つらいな、という気持ちになったりすることもありますが、これからはそんな気持ちにも“ありがとう”と思えそうです!」(20代・男性)
このように自分自身の感情を肯定するきっかけにもなり、なかには「いろんな感情の動き、記憶、すべてが自分の成長にとって大切だとあらためて気付き、自分のことが好きになりました」(20代・男性)や「大人になったらヨロコビが減っていくというシーンがあったけれど、そうなりたくない!自分のなかのヨロコビを奮い立たせなければ!」(40代・女性)など、より前向きな方向に鼓舞されたという声も見受けられた。
ちなみに劇中では、ライリーの両親や親友たちの頭の中も登場する。それぞれの司令室には同じように感情たちがいるのだが、ライリーの頭の中ではヨロコビがリーダーを務めているように、その人の性格によって中心に立つ感情は人それぞれ。「自分のなかにもいる感情たち。自分だったら、どのキャラクターがメインで動いているのかな?と考えながら観ていました」(20代・男性)という見方をすれば、魅力的な感情のキャラクターたちがもっと好きになるかも。
自己肯定感が爆上がり!監督が込めたメッセージが心に刺さる
メガホンをとったケルシー・マン監督は「この映画は、自分自身を受け入れることをテーマにしています。欠点があっても、ありのままの自分を愛すること。愛されるために完璧である必要はない。それがこの映画の根底にあるテーマです」と語っている。
このメッセージが作品にしっかりと反映されていることで、多くの大人たちにもダイレクトに刺さる。社員のなかからは「自分みたいに、自分に自信が持てない、自己肯定感が低めな人にこそ観てほしい!」(30代・男性)や、「仕事や学校生活など日々の生活をつらいと感じてしまいメンタルが弱っている人が観れば、少し前を向ける気がします」(30代・男性)という言葉が。
もちろんそれは、いまの自分を肯定するだけでなく、ふと振り返った時にちょっぴり恥ずかしくなってしまうようなこともある“あのころ”の自分をも優しく包み込んでくれるものだ。
「思春期の見栄っ張りや羨望からくる切なかった気持ちを、“成長”として理由づけてくれた。あれは成長のために必要なことだったんだと、受け入れられるようになる人がきっといる」(20代・女性)
「シンパイ性な性格をネガティブに思っていたけれど、うまく付き合うことができれば自分の強みになるんだと感じました」(30代・女性)
「ネガティブな感情や思考はよくないとされがちですが、そんな感情も自分自身を形成するには非常に重要で、つらい時の支えになってくれたり、自分を助けてくれたり。あなたはあなたのままでいいと肯定してもらえたような気持ちになりました」(30代・女性)
「『インサイド・ヘッド2』は大人の心を癒してくれるのか?」をテーマに掲げた今回の社内試写会の実験結果は、あらためて言うまでもないだろう。
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