<コメント>
●大森靖子(超歌手)
「身に覚えのある寒気。真実はいつだって自分の内側にしかない。だから本当は、世界でどんなことが起こっても、傷つく必要も傷つける必要もない。いくつもの陰謀論と嘘でがんじがらめにされて、いつのまにか心まで侵食されませんように。本当に“創る”ことができるのは、その心だけなのだから」
●梨(ホラー作家)
「痺れました。遍くフィクションを横断する、ささやかで壮大なナラティブ。『虚構』について誰よりも思索を深めてきた制作陣だからこそ至った、一つの答えなのだと受け取りました。フィクションという怪物を描ききるためには、きっとこうしなければならなったのでしょう。唖然としました」
●魚豊(漫画家)
「圧倒的緊張感!『信じる』と『疑う』の間にある『緩衝地帯』こそが、ポストトゥルースにおいて最重要領域だ。真実を堅持するために必要なのは、言い放ったパブリックな表明では無く、寧ろ、言わなかったプライベートな印象を保留させ続けることなのかもしれない。焚き火をただ、なんとなく見つめる。その慕情こそが、テクノロジーに翻弄される彼らの、そして私たちの、現代への反逆の根拠となり得る。ザワメキたい方はぜひ…!!」
文/平尾嘉浩
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