横浜流星、吉岡里帆ら『正体』キャスト陣が巨大クリスマスツリーに点灯!「何回も観たくなる作品」と映画の見どころも力説

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横浜流星、吉岡里帆ら『正体』キャスト陣が巨大クリスマスツリーに点灯!「何回も観たくなる作品」と映画の見どころも力説

染井為人の同名小説を映画化した『正体』(11月29日公開)の公開直前イベントが11月18日に東京ドームシティで行われ、横浜流星、吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈らキャスト陣が出席。イルミネーション点灯式を行いつつ、映画についてのトークをくり広げた。

映画の見どころや、撮影時に印象的だったエピソードが語れらた
映画の見どころや、撮影時に印象的だったエピソードが語れらた

『正体』は、『余命10年』(22)が興行収入30億円を超える社会現象を巻き起こし、『青春18×2 君へと続く道』(24)も日本のみならず、現在、アジア各国で大ヒットを記録中の藤井道人監督が手掛けた最新作。日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けるも脱走、全国各地を逃げ回る鏑木慶一。そんな鏑木と潜伏先で交流を深める3人の男女。それぞれの視点から“鏑木の正体”、そして、逃走をくり返す“真の目的”を描き出す、サスペンスエンタテイメントとなっている。

このたびイベントに出席した4名は、主人公・鏑木慶一役の横浜をはじめ、鏑木の無実を信じる安藤沙耶香役の吉岡、鏑木を犯人ではないかと疑う野々村和也役の森本、鏑木に恋心を抱く酒井舞役の山田といった面々。イルミに関する思い出話に花を咲かせつつ、東京ドームシティ クリスタルアベニューにある全長15メートルのクリスマスツリーへキャスト全員で明かりを灯し、観客を沸かせた。

【写真を見る】15メートルの巨大クリスマスツリーに点灯する横浜流星、吉岡里帆らキャスト陣
【写真を見る】15メートルの巨大クリスマスツリーに点灯する横浜流星、吉岡里帆らキャスト陣

15メートルの巨大クリスマスツリーに見入るキャスト陣
15メートルの巨大クリスマスツリーに見入るキャスト陣

続いてステージでは、作品そのものに関する質問が投げかけられ、キャスト陣が順に答えていく流れに。『正体』の見どころを聞かれた横浜は「死刑囚が脱獄して、彼の正体は何者なのか?という話だけでなくて。脱獄した彼がその先々でいろんな人に出会って、生きる希望を得る物語なんです。サスペンス要素が強めではありますが、ヒューマンドラマであり、エンタテインメントな側面もある作品で。そのバランスが絶妙なので、たくさんの方に観ていただきたいし、僕自身も自信をもってオススメできる作品になっています」とコメント。

また、主人公の鏑木だけでなく、逃亡先で関わるさまざまな登場人物の視点でも物語が描かれることについては、「いろんな視点があって、どの人物に感情移入して観るかで感じ方が大きく変わってくる作品でもあるので、一回だけでなく、何回も観ていただきたいですね。その度に違った楽しみ方ができると思うので、そうした点にも期待していただければ」と話した。

『正体』公開直前イベントに参加した横浜流星
『正体』公開直前イベントに参加した横浜流星

撮影時の印象的だった出来事を聞かれた吉岡は、沙耶香と鏑木がいっしょに住んでいるマンションから鏑木が逃亡するシーンが衝撃的だったと話す。「鏑木がマンションから飛び降りるシーンがあるんですけど、本当に流星君自身が飛び降りて撮影したのでびっくりしました。実際にはマットも敷いてあって、安全ではあるんですけど、スタントの方ではなく、全部自分でやるという流星君の意気込みがすごくて、ただただ驚かされました」

『正体』公開直前イベントに参加した吉岡里帆
『正体』公開直前イベントに参加した吉岡里帆

森本は、建設現場で鏑木といっしょに働くシーンを撮影する際、横浜の“現場への溶け込み方”に驚愕したという。「鏑木は、顔、表情、仕草など、何もかもを変えて逃げ回っている奴なんですけど、流星君はリアルにそれをやっていて。撮影の合間の休憩時間、話そうと思って彼を探しても、現場に馴染みすぎていてぜんぜん見つからないんですよ。それでふと見たら、僕のすぐ横に普通に立っていたりして。この馴染み具合のすごさは映像でも伝わると思うので、ご覧になられる際は、流星君の溶け込み方に注目してみてください。まさに逃亡犯・鏑木でした」

『正体』公開直前イベントに参加した森本慎太郎
『正体』公開直前イベントに参加した森本慎太郎


山田は、藤井道人監督ならではの演出プランや、キャストへの気遣いが印象的だったそうで、「撮影中に急遽、シーンやセリフが追加されることがあったんですけど、そういった現場は経験がなかったので印象に残っています。藤井監督が現場の空気を肌で感じ取りながら、『より良くするためにここを変えよう』と即決して。追加のシーンやセリフをどんどん盛り込んでいかれるのは、そばで見ていて新鮮でした。あと、まとまったシーンを撮り終えて一段落したときに、監督が『こんな感じになりました』と、映像を繋いだものを送ってきてくださって。そういった気遣いをしてくださる監督は初めてだったので、こちらも強く記憶に残っています」と話した。

『正体』公開直前イベントに参加した山田杏奈
『正体』公開直前イベントに参加した山田杏奈

取材・文/ソムタム田井

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