『劇場版ドクターX』『うちの弟どもがすみません』が初登場!
さて、ここからは今週の動員ランキングに話を戻そう。2位に初登場を果たしたのは、2012年にテレビ朝日系列で放送がスタートし、約10年にわたって高視聴率を記録してきた人気ドラマの初の劇場版にして完結編となる『劇場版ドクターX』(公開中)だ。
初日から3日間で動員44万1000人、興収6億4000万円と、他の週末に公開されていたら首位に立っていてもおかしくないほどの好成績を叩きだし、改めてシリーズ人気の高さを示す結果に。2024年公開の国内実写作品としては『キングダム 大将軍の帰還』(24)、『ラストマイル』(公開中)に次ぐ第3位。今週1位の『モアナと伝説の海2』と共に、年末年始を牽引するタイトルの一本となってくれることだろう。
先週初登場で1位を飾った藤井道人監督&横浜流星のタッグ作『正体』(公開中)は、週末3日間で動員8万6000人、興収1億2200万円を記録して3位にランクイン。累計成績では動員35万人&興収4億5800万円となっている。
「別冊マーガレット」で連載中のオザキアキラの同名少女漫画を、『恋わずらいのエリー』(24)の三木康一郎監督が畑芽育主演で実写映画化した『うちの弟どもがすみません』(公開中)は4位に初登場。初日から3日間で動員6万8000人、興収9400万円と、まずまずの成績を収めている。
そして公開4週目を迎えた『室井慎次 生き続ける者』(公開中)は5位となり、累計成績で動員106万人&興収14億円を突破。先日製作されることが発表された最新映画『踊る大捜査線 N.E.W.』(2026年公開)に向けて、さらに弾みをつけたいところ。また、BE:FIRSTのライブドキュメンタリー第2弾『BE:the ONE -MEANT TO BE‐』(公開中)が3週ぶりにトップテン圏内に返り咲き。12月13日(金)からは大ヒット御礼と海外公開を記念し、楽曲「Masterplan」のMusic Videoが本編後にスクリーンで上映されることも決定している。
以下は、1~10位までのランキング(12月6日〜12月8日)
1位『モアナと伝説の海2』
2位『劇場版ドクターX』
3位『正体』
4位『うちの弟どもがすみません』
5位『室井慎次 生き続ける者』
6位『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』
7位『六人の嘘つきな大学生』
8位『BE:the ONE -MEANT TO BE‐』
9位『PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX』
10位『ヴェノム:ザ・ラストダンス』
今週末は、永野芽郁と佐藤健のダブル主演で同名人気コミックを実写映画化した『はたらく細胞』(12月13日公開)、子どもたちに大人気の児童書を天海祐希主演で実写映画化した『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(12月13日公開)、“スパイダーマンの宿敵”として知られるキャラクターの誕生秘話を描く『クレイヴン・ザ・ハンター』(12月13日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬