サム・ライミ監督が手掛けたスプラッター・ホラー映画「死霊のはらわた」シリーズ。その最新作として現在製作が進められているスピンオフ映画のタイトルが『Evil Dead Burn』となることが、メガホンをとるセバスチャン・ヴァニチェク監督のSNS投稿で明らかになった。
わずか35万ドルで制作された『死霊のはらわた』(81)から始まった同シリーズは、以後『死霊のはらわたII』(87)、『キャプテン・スーパーマーケット』(90)とシリーズ化。2013年にリブートを兼ねたシリーズ第4作の『死霊のはらわた』(13)が公開されたことでシリーズの人気が再燃し、テレビシリーズ版も好評。昨年公開された第5作『死霊のはらわた ライジング』(23)は、全世界興収1億4000万ドルを突破するスマッシュヒットを記録した。
その成功を受けて、今年2月に企画が進行していることが発表された、ヴァニチェク監督によるスピンオフ映画。ストーリーやキャストなどの詳細についてはまだ明らかにされていないが、今回ヴァニチェク監督は自身のInstagramにタイトルの書かれた脚本の表紙を撮影した画像を投稿。脚本は『スパイダー/増殖』(公開中)でもタッグを組んだフローラン・ベルナールとヴァニチェク監督が共同で執筆したものとなり、2026年に公開されることが示唆されている。
「死霊のはらわた」シリーズは、このヴァニチェク監督のスピンオフとは別に、フランスの新鋭フランシス・ガルッピ監督が手掛ける新作映画の開発も進行中であることが今年4月に明らかになっている。どちらもホラー映画の金字塔が次世代の監督へと受け継がれる注目の企画だけに、今後の動向から目が離せなくなりそうだ。
文/久保田 和馬
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