長尾謙杜、映画『室町無頼』で挑んだ超絶アクションシーンへの想い…クライマックスは「僕のフィーバータイム!」

長尾謙杜、映画『室町無頼』で挑んだ超絶アクションシーンへの想い…クライマックスは「僕のフィーバータイム!」

「いろいろな場面で根性が身についたし、やり遂げたあとの達成感は大きかったです!」

厳しい修行シーンも見事に演じきった
厳しい修行シーンも見事に演じきった[c]2025『室町無頼』製作委員会

アクションシーンに加え、一見長尾とは見分けがつかない才蔵のビジュアルも注目ポイントだ。「体重は6キロくらい増やしました。もともとガリガリ体型だし、飢饉の時代設定ということもあり、そのままの僕の体でも合っているのかなとも思いました。でも、才蔵としては足腰を強くする必要もあったし、少し大きな体というイメージがあって、増量することにしました。修行前も修行後のシーンも近いタイミングでの撮影だったので、できる限り(体重の)調整はしましたが、足りない部分はメイクなど皆さんの力をお借りしながら準備していきました」と役作りを解説。初めて才蔵としての自分の姿を見た時には「誰?って思いました(笑)。ポスターでは僕だとわかるビジュアルが使われていたので、すごくうれしくて。カットによっては僕だとわからないシーンがたくさんあるので」と別人のように仕上がったビジュアルに触れつつ、「才蔵のシーンは全部僕が演じています。ちゃんと僕だと認識した上で、観ていただけたらうれしいです!」と冗談混じりにもしっかりとアピールした。

長尾が現場で心を打たれた大泉、堤が見せた”顔”とは
長尾が現場で心を打たれた大泉、堤が見せた”顔”とは[c]2025『室町無頼』製作委員会

また、棒術などアクションシーンでのテクニックに加え、本作で身についたのは“根性”と即答。「もともと根性はあったほうだと思うけれど、さらに根性がついた気がしています。アクションをしていくなかで身についた根性もあるし、朝4時に起きる根性もついたし、2時間くらいかかるメイクも根性で乗り切った感じ。いろいろな場面で根性が身についたし、やり遂げたあとの達成感は大きかったです!」と言い切る。

大泉の印象はムードメーカー。現場では誰よりもしゃべっていたとのこと
大泉の印象はムードメーカー。現場では誰よりもしゃべっていたとのこと[c]2025『室町無頼』製作委員会

また、大泉や堤ら、共演シーンの多い先輩役者からの刺激や学びもたくさんあったという。「実は、お芝居のことを細かく話すことはほとんどなくて。現場では他愛もない話で盛り上がりました。大泉さんはとてもフランクな方。熱く語ってなにかを教えるタイプではないので、背中を見て学ばせていただいたことはたくさんあります」とし、特に勉強になったのはオンオフの切り替えだったそう。「大泉さんはすごく切り替えが上手だし、現場のみんなを引っ張っていく姿もすごく勉強になりました。引っ張っていくだけではなく、みんなに同じように寄り添って、優しくフォローする姿はとてもすてきだと思いました」とニコニコ。「ムードメーカーで、誰よりもしゃべっている(笑)。厳しい撮影もたくさんあったけれど、大泉さんの人柄の良さには、僕もそうだし、キャストもスタッフもみんな助けられていたと思います」と才蔵が兵衛に惚れ込んだように、長尾も大泉の魅力に惹かれた様子。


堤演じる骨皮道賢は兵衛のかつての悪友で現在は幕府軍を率いている
堤演じる骨皮道賢は兵衛のかつての悪友で現在は幕府軍を率いている[c]2025『室町無頼』製作委員会

大泉や堤の時折見せる“ある表情”も長尾の心を打ったという。「大泉さんや堤さんの“お父さんの顔”が見られたのがすごくうれしくて。芸能人で俳優というイメージしかなかったけれど、『娘に会いに東京に帰ります!』って、京都から東京に向かう姿を見るとなんだかドキッとすると同時に、心が温かくなって涙が出そうになることもありました」と先輩たちの新たな一面を見たことを喜んでいた。


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