長尾謙杜、映画『室町無頼』で挑んだ超絶アクションシーンへの想い…クライマックスは「僕のフィーバータイム!」
「いつかは馬に乗って刀を振る役に挑戦したいです!」
劇中で才蔵は、兵衛のためなら!と一緒に戦いに出ることを決意。長尾にとって“ついていきたい!”と思えるのはどのような背中なのか。「事務所の先輩のSUPER EIGHTさんや、WEST.さんは関西の僕たちの道を作ってくれた方々。なにわ男子は大倉(忠義)くんにプロデュースしてもらっていますが、大倉くんやSUPER EIGHTさんが作ってくれた道を進みながらも、なにわ男子というグループとして新しい道も作っていけたらいいなと思っています。そういう意味で(兵衛と才蔵の関係に)似ているのかなと思います」と共通点を挙げた。
アクションに加え、本格的な時代劇への参加も本作が初めてとなる。「(松本)潤くんが主演を務めたドラマ『どうする家康』が僕にとって初めての時代劇でしたが、ガッツリと挑むのは今回がほぼ初めてになります。時代劇は日本がこれまで培ってきた伝統の一つですし、これからも大切にしていかなければいけない文化。そこに自分が参加させていただけるだけでもすごく光栄なこと。しかも今回は東映の本気が伝わる映画なので、これまでの時代劇を大切にしつつも、新たな部分が見える時代劇の新境地をお届けできるのではないかと期待しています!」と自信をのぞかせる。棒術を身につけた長尾は今後もアクションにどんどん挑戦していきたいと意気込む。
「やっぱり刀は振ってみたいし、馬に乗ってみたいです。今回は役的に自分の足で走るシーンが多かったけれど、いつかは馬に乗って刀を振る役に挑戦したいです!」と宣言。クライマックスのアクションシーンは「僕のフィーバータイムです!」とおすすめした長尾。「才蔵として“棒”を振る最後のシーン。練習期間も含めたら半年間くらい才蔵として頑張ってきた思いを込め、才蔵として生きている時間に集中していた気がします」と才蔵として過ごした時間にしみじみ。感想は観た人それぞれに託すとしながらも、「これまでに見せたことのない僕を見せられた作品だと思います。僕を知ってくれている方には新しい自分を楽しんでもらえると思うし、この映画で僕のことを知ってくれる人がたくさんいたらすごくうれしいです。映画を観た方の反応が僕がいま一番楽しみにしていることです!」と目を輝かせ、多くの反応あることに期待を込めていた。
取材・文/タナカシノブ