デミ・ムーアがゴールデン・グローブ賞主演女優賞受賞!『The Substance』の邦題が『サブスタンス』に決定

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デミ・ムーアがゴールデン・グローブ賞主演女優賞受賞!『The Substance』の邦題が『サブスタンス』に決定

<コメント>

●デミ・ムーア(エリザベス役)

「ああ、なんてことでしょう!本当に予想していませんでした。いまはただただ、衝撃を受けています。私はこの仕事を長い間、45年以上も続けてきましたが、俳優として、なにか賞をいただいたのはこれが初めてです。本当に身が引き締まる思いですし、感謝の気持ちでいっぱいです。30年前、あるプロデューサーに『あなたは“ポップコーン女優”だ』と言われたことがあります。当時、私はそれを、このような(賞をいただくことは)許されないことだと解釈しました。成功する映画、大金を稼ぐ映画には出られるかもしれないけれど、認められることはない、と。そして私はそれを信じ、受け入れてしまったのです。

それが時を経て私を蝕み、数年前には、もうこれで終わりかもしれない、と思ったほどです。もう十分かもしれない、やるべきことはやったかもしれない、とも。どん底にいた時、魔法のように大胆で勇敢で型破りで、全くもってとてつもない脚本が私のところに舞い込んできたのです。それが今回の『サブスタンス』という作品です。宇宙が私に『あなたはまだ終わっていない』と告げたのです。この女性を演じることを私に託してくれた、監督のコラリー・ファルジャに、心から感謝しています。私にもう半分の自分を与えてくれたマーガレット・クアリーにも、彼女なしでは成し遂げられませんでした。私のことを気遣ってくれてありがとう。30年以上私と一緒にいてくれた人々…特に、私が自分を信じていなかった時も信じていてくれた、私を支えてくれた全ての人々に感謝します。

最後に、この映画が伝えていると思うことを一つだけお伝えしたいと思います。それは、自分が十分に賢くない、十分に綺麗じゃない、十分に痩せていない、十分に成功していない、要するに、十分に足りない、と感じる瞬間についてです。ある女性が私にこう言いました。『覚えておいて、あなたは決して十分にはなれない。でも、物差しを下ろせば、自分の価値を知ることができる』と。だから今日、私はこれを、自分の完全性、そして私を突き動かしている愛の証として、そして、自分が愛することをしているという贈り物、自分にも居場所があると思い出させてもらったことへの感謝として、祝福したいと思います。本当にありがとうございました」


文/スズキヒロシ

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