『グランメゾン・パリ』が逆転で動員ランキングNo. 1に浮上!話題作が続く“塚原演出”がヒットのカギに?

『グランメゾン・パリ』が逆転で動員ランキングNo. 1に浮上!話題作が続く“塚原演出”がヒットのカギに?

『劇映画 孤独のグルメ』『366日』が初登場!

当初の見立てを上回る大ヒット!『はたらく細胞』が興収50億突破目前
当初の見立てを上回る大ヒット!『はたらく細胞』が興収50億突破目前[c]清水茜/講談社 [c]原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社 [c]2024 映画「はたらく細胞」製作委員会[c] 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.IMAX[r] is a registered trademark of IMAX Corporation.

公開5週目にして2位に後退した『はたらく細胞』だが、週末3日間の成績は動員24万3000人&興収3億3700万円と、1位の『グランメゾン・パリ』との差はわずか。累計成績では動員365万人&興収49億円を突破しており、ワーナー・ブラザース映画配給の日本映画としては『東京リベンジャーズ』(21)の興収45億円を抜き去り、『デスノート the Last name』(06)の同52億円、『るろうに剣心 京都大火編』(14)の同52億5000万円をすでに射程圏内に収めている。

3位に初登場を果たしたのは、2012年にテレビ東京系列で放送がスタートし、これまで10シーズンと複数のスペシャル版が放送されてきたドラマシリーズ「孤独のグルメ」を、主演の松重豊が自ら脚本・監督を務めて映画化した『劇映画 孤独のグルメ』(公開中)。初日から3日間で動員16万7000人、興収2億4200万円を記録し、祝日を含めた4日間では動員23万人&興収3億2900万円を突破。

【写真を見る】松重豊が自ら監督と脚本を担当!『劇映画 孤独のグルメ』の気になる初動成績は?
【写真を見る】松重豊が自ら監督と脚本を担当!『劇映画 孤独のグルメ』の気になる初動成績は?[c]2025「劇映画 孤独のグルメ」製作委員会

比較対象として近年の深夜ドラマの劇場版の成功例を挙げてみると、最終興収14億1000万円を記録した『『劇場版「きのう何食べた?」』(21)が祝日の木曜日公開で、最初の土日2日間の成績が動員10万人&興収1億4500万円。集計方法の違いから正確な比較はできないものの、1日の平均動員が5万人と仮定すれば今回の『劇映画 孤独のグルメ』の方が上回っていることがわかる。シリーズの人気の高さを表す好スタートといえるのではないだろうか。

公開6週目を迎えた『モアナと伝説の海2』(公開中)は4位となり、累計成績は動員348万人&興収46億円を突破。『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』(公開中)は前週よりワンランクアップの5位となり、累計動員92万人&興収13億円に到達。そして、赤楚衛二と上白石萌歌が共演した『366日』(公開中)は6位に初登場を果たしている。

HYの名曲をモチーフにした『366日』は6位スタートに
HYの名曲をモチーフにした『366日』は6位スタートに[c]2025映画「366日」製作委員会

以下は、1~10位までのランキング(1月10日〜1月12日)
1位『グランメゾン・パリ』
2位『はたらく細胞』
3位『劇映画 孤独のグルメ』
4位『モアナと伝説の海2』
5位『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』
6位『366日』
7位『ライオン・キング:ムファサ』
8位『劇場版ドクターX』
9位『ビーキーパー』
10位『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~』


今週末は、直木賞受賞の同名時代小説を大泉洋主演で映画化した『室町無頼』(1月17日公開)、「あゝ、荒野」の岸善幸監督と菅田将暉が再タッグを組み、宮藤官九郎が脚本を務めた『サンセット・サンライズ』(1月17日公開)、カラーとサンライズがタッグを組んだガンダムシリーズ最新作のテレビ放送に先駆け、一部話数を劇場用に再構築した『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』(1月17日公開)などが控えている。


文/久保田 和馬

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