NiziU、『野生の島のロズ』をメンバー全員で鑑賞!みんなで「大号泣した」鈴木福は大ファンのNiziUとの登壇に「目標が叶った」
ドリームワークス・アニメーション最新作『野生の島のロズ』(2月7日公開)のスペシャルイベントが1月29日にTOHOシネマズ新宿で行われ、日本語吹替版の声優を務める鈴木福、スペシャルソングを担当するNiziU(MAKO、RIO、MAYA、RIKU、AYAKA、MAYUKA、RIMA、MIIHI、NINA)が登壇した。
野生の島で起動した、最新型アシストロボット“ロズ”の物語を描く本作。ロズにひょんなことから愛情が生まれ、動物たちと共に生き、島の危機を乗り越えていく感動の物語が展開する。監督、脚本は、ディズニーで経験を積み『リロ&スティッチ』(02)の監督を務め、ドリームワークスでは『ヒックとドラゴン』(10)などを手掛けてきたクリス・サンダースが担当した。第97回アカデミー賞では長編アニメーション賞のほか、作曲賞、音響賞の3部門にノミネートされた。
ロズに育てられる雁のキラリの声を演じた鈴木は、「(NiziUのファンネーム)“WithU”の鈴木福です」と開口一番、NiziUの大ファンだと明かして会場も大盛り上がり。「オーディションの時から応援しているので、皆さんとお仕事をするのがひとつの目標でした。今日は目標が叶ってうれしいです」と笑顔を弾けさせると、NiziUのメンバーも「ありがとうございます!」と感激しきりだった。
本作のスペシャルソングとなるのが、2020年のデビュー以来、多くの注目を集めるガールズグループNiziUの新曲「AlwayS」だ。現在、全国の劇場で流れている予告編の一部や、テレビ、ウェブのCMなどに使用されている。「お話をいただいてびっくりした」というMAKOは、「この楽曲は、メンバーにとってもすごく大切な曲。スペシャルソングに起用していただいて光栄です」とにっこり。「AlwayS」が使用された予告編を観て、メンバーで「ぴったりじゃん」と驚いたという。RIOは「鈴木福さんが声優をされているキラリが、空を飛ぶシーンがある。私たちの楽曲の、“美しく飛び回る妖精のように”という歌詞がすごくぴったりだなと思って。“怖くはない、信じた先にはなにが待ってる”という歌詞も、キラリの今後にぴったりだなと思った」と語り、これには鈴木も「僕も、ぴったりじゃん!と思いました。本編を観ると、さらにぴったりだと思う」と大きくうなずいていた。
NiziUは、メンバー全員で本作を鑑賞して号泣したという。MAYAは「映画の最中も後ろから、横から、鼻をすする音が止まらなかった。映画が終わって明るくなって隣や後ろを観たら、メンバーも大号泣、大洪水の嵐」と興奮気味に回想し、「それくらいいい映画で、『AlwayS』もぴったりの楽曲。ダブルで泣ける」と太鼓判。メンバー揃って映画を観られたことも貴重な機会になった様子で、MAYUKAは「プライベートでは、9人揃って映画館に行けることはなかなかない。9人揃って観られていい思い出になりました」と喜びをあふれさせつつ、「普段は映画とかで泣かない子もいるんですが、今回は9人全員が泣いていた。メンバーの前で映画を観て泣くのはちょっと照れくさいんですが、そんなこともお構いなしにどんどん涙が流れてきて。本当にステキな映画でした」と熱を込めていた。
映画について聞きたいことがたくさんあるというNINA、MIIHI、RIKU、AYAKA、RIMAが鈴木に質問を投げかけるなど、作品への愛をたっぷりとにじませるひと幕もあったが、そんななかステージでは、「AlwayS」が流れるスペシャル映像が初お披露目となった。映画の感動的な場面と楽曲の世界観が重なる映像に会場も釘付けとなり、MAYAは「歌詞が映画のワンシーンと重なって、より一層気持ちがグッとなった。映画を観た時の感動がよみがえってきて、危なかったです!涙がこぼれ落ちそうでした」と惚れ惚れ。RIOも「泣いていいならば、泣きたかったです」と照れ笑いを見せ、「公開されてからも、何回でも観に行きたいなと思っています。10回観ても、きっと10回泣いて。すべて違う感覚で観られるんだろうなと思います。いろいろな方の心に残る作品になって、私たちの楽曲も愛していただけたらいいなと思います」と願っていた。
最後にMAKOは「小さなお子さんから大人の方まで心に響くようなステキな映画。今年に入ってまだ間もないですが、今年一番泣ける映画だと思っています」と力強くアピール。鈴木は「いろいろな角度から楽しんでいただけると思いますし、『AlwayS』を聴いて、もう一回観て、聴いて、もう一回観て…と何度でも楽しんでいただけたら」と呼びかけ、大きな拍手を浴びていた。
取材・文/成田おり枝