あの名シーンと珠玉のミュージカル・ナンバーに心躍る!ディズニーの実写映画『白雪姫』本予告
『美女と野獣』(17)、『アラジン』(19)をはじめ、数々のアニメーション映画の実写化を成功させてきたディズニーが放つ最新実写版ミュージカル映画『白雪姫』が3月20日(木・祝)より公開される。このたび、『ラ・ラ・ランド』(16)、『グレイテスト・ショーマン』(17)の作曲家パセク&ポールによるミュージカルナンバー「Waiting on a Wish」に彩られた本予告映像が解禁となった。
ディズニー初の長編映画にして世界初のカラー長編アニメーションとしても知られる『白雪姫』(37)を新たに実写化した本作は、雪のように純粋な心をもつプリンセス“白雪姫”の物語となる。監督は、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ、『(500)日のサマー』(09)のマーク・ウェブ。白雪姫を演じるのは、『ウエスト・サイド・ストーリー』(20)でゴールデングローブ賞主演女優賞に輝き、抜群の歌唱力を誇るレイチェル・ゼグラー、ディズニー・ヴィランズのなかでも人気を誇る女王役を、「ワイルド・スピード」シリーズや「ワンダーウーマン」シリーズのガル・ガドットが務める。
かつて優しさと光であふれていたとある王国は、白雪姫の父が治めていたころからすっかり変わり果て、邪悪な女王によって、闇に支配されてしまっていた。白雪姫は、そんな王国を憂い、かつてのような人々が幸せに暮らす希望に満ちた王国を取り戻したいと願う。解禁された映像では、心優しい白雪姫が、外見の美しさと権力に執着する女王から嫉妬心を買い、命を狙われてしまう一幕が。女王から逃れようと迷い込んだ先にあったのは、動物たちや7人のこびとたちが暮らす不思議な森だ。誰もが希望を失いかけた時、外の世界へいざなってくれた運命の人ジョナサンや、個性豊かな仲間たちと力を合わせ、白雪姫が起こした素晴らしい奇跡とは?
世界で最も長く愛され続けるディズニープリンセス“白雪姫”の新たなミュージカルをドラマチックに彩るのが、映像のバックにも流れる新曲「Waiting on a Wish」だ。パセク&ポールが手掛けた同楽曲は、王国のいまを憂いている白雪姫の“変わりたいのに、変われずにいる葛藤”を歌ったクラシカルなミュージカル・ナンバーで、ゼグラーの圧巻の歌声が高らかに響きわたる。一方で、映像の終盤では、葛藤を抱えていたはずの白雪姫が「隠れるのは、やめる」というセリフを放ち、一歩踏みだすかのような姿も映しだされ、彼女に一体どのようなドラマが待ち受けているのか気になる展開となっている。「互いを思いやる優しさがあれば、奇跡だって起きるはず」。はたして“本当の美しさ”を持つ彼女が起こす奇跡とは?
また同映像では、真実のみを語る魔法の鏡、口笛を吹き愉快に行進する愛らしい7人のこびとたち、毒りんごを差しだす老婆など、アニメーション版でもお馴染みの名シーンが続々登場。新たなミュージカル版に進化してもなお、変わらず心ときめかせてくれる“ディズニー・マジック”が画面いっぱいに広がっており、時代を超え輝き続ける名作の世界観を存分に堪能することができそうだ。
本作のプレミアム吹替版では、先日、白雪姫役の声優として、ミュージカル「ピーター・パン」の10代目ピーター・パン役で女優デビューし、以降、「ロミオとジュリエット」など有名ミュージカル作品にも出演、近年テレビドラマ「御上先生」でも活躍するなど、多方面で才能を発揮している若手俳優の吉柳咲良が発表され大きな話題に。厳しいアメリカ本社のオーディションを勝ち抜いたキャスト陣の続報にも注目が集まっている。豪華製作陣&実力派キャストで贈る、最高のファンタジー・ミュージカルが、この春、いよいよ幕を開ける。
文/山崎伸子