アベンジャーズではなく、ならず者チームがアッセンブル!『サンダーボルツ*』本予告&最新ポスター
マーベル・スタジオ最新作『サンダーボルツ*』の日本公開日が2025年5月2日(金)に決定。さらに、本作の本予告と最新ポスターが解禁となった。
過去になにかしらの罪を犯しながらも、アベンジャーズに代わって世界の危機に立ち向かっていく“無法”で“やりたい放題”な超個性派6人のキャラクターが、「サンダーボルツ」というチームとしてまさかの集結を果たす本作。メンバーには、ブラック・ウィドウ(ナターシャ)の妹で、かつてロシアのスパイ組織で育ち、高い戦闘能力を誇る暗殺者だったエレーナ。ナターシャとエレーナの父で、キャプテン・アメリカを宿敵としてライバル視していた、ロシアが生んだスーパーソルジャー、レッド・ガーディアンことアレクセイ。キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースの幼なじみで、かつて悪の組織によって洗脳、肉体改造され、暗殺者としてキャプテン・アメリカに立ちはだかったウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズ。陸軍での活躍を買われ2代目キャプテン・アメリカに任命されるも、世間からのプレッシャーに追い詰められ任務中に失態をおかし、その肩書と権限をはく奪されたUSエージェントことジョン・ウォーカー。驚異の身体能力とコピー能力を持ち、キャプテン・アメリカなどアベンジャーズたちの技も使いこなす暗殺者として、ナターシャやアレクセイらと対峙したタスクマスターことアントニア・ドレイコフ。幼いころ不慮の事故に見舞われ、あらゆる物体をすり抜ける“幽霊”のような特殊な身体となってしまったゴーストことエイヴァ。そんな過去にアベンジャーズの前に立ちはだかったことのある超個性派たちが1つのチームとなり、新たなバトルに身を投じていく。
ニューヨークの街に突如として現れた大きな黒い影。瞬く間に市民を消し去っていく謎の敵により、世界は再び大きな脅威と直面する。しかし、数々の敵から世界を救ってきたアベンジャーズは、そのピンチに姿を現さない。謎多きCIA長官のヴァレンティ-ナは、誰がこの脅威から世界を救うのかを問いかけるが、絶望のなかで立ち上がったのは、かつてヒーローと対立したバッキーだった。彼が仲間に誘ったのは、エレーナ、ジョン・ウォーカー、レッド・ガーディアン、ゴースト、そしてタスクマスターと、全員が過去に悪事を犯したことのある“ならず者”たちだった。
ヒーローではない彼らは、誰も空を飛べず、戦闘手段は肉弾戦のみ。好戦的な性格の彼らはチームを組むも、エレーナは突如ジョンに銃を連射して、さらに悪役のようにビルを爆破し、拘束した敵に拷問を始めてしまうなど、ヒーローとは程遠い姿が映しだされる。
そんな彼らの前に現れたのは、「偉大な救世主になれるとでも?自分すら守れないのに」と言いながら、バッキーの義手でさえも簡単に破壊し、吹き飛ばしてしまうほどの強さを持つ謎のヴィラン。最強の敵を前になす術もなく、ヒーローにしか世界は救えないのかと諦めかけたその時、過去に囚われ生きてきた”ならず者”たちがチーム「サンダーボルツ」として、過去の過ちと向き合い立ち上がる。
さらに映像後半で、彼らの姿をよりエモーショナルに引き立てる音楽は、スターシップの「愛は止まらない」。1980年代に世界中で大ヒットした本楽曲のオリジナルタイトルを直訳すると、“なにも僕たちを止めることはできない”となる。予告のラストでは、レッド・ガーディアンが「最強のチームとなって、栄光を手にして、暗闇に光をもたらす。そして、ヒーローとしてシリアルの箱に印刷される!」と理想の未来を叫ぶ姿が。
また、最新ポスターにはタイトルにも入っているアスタリスク*を背景に、“ヒーロー”らしく佇む6人と謎の男、ボブの姿が。タイトルのアスタリスクに隠された意味に注目が集まる。さらに、タイトルロゴの下には「*THE AVENGERS ARE NOT AVAILABLE」(アベンジャーズは不在)という注意書きがアスタリスクとともに記されている。
アベンジャーズ不在の世界にアッセンブルした、やりたい放題の“ならず者チーム”「サンダーボルツ」。一筋縄ではいかない彼らの戦いを劇場で見届けよう!
文/山崎伸子