ニコール・キッドマンがミルクをイッキ飲み!?『ベイビーガール』危険なパワーゲームを描く第2弾予告
A24とニコール・キッドマンがタッグを組み、第81回ヴェネチア国際映画祭にて最優秀女優賞を獲得した『ベイビーガール』(3月28日公開)。このたび、本作の第2弾予告、新たな場面写真が解禁となった。
映画界の最前線を駆け抜けるスタジオA24とオスカー俳優がタッグを組んだ本作。愛する夫と子ども、キャリアと名声、すべてを手にしたCEOが、年下のインターンによって秘めた欲望を嗅ぎ分けられ、力関係が逆転し深みにはまっていく様を、行先不明のスリリングな展開と大胆な官能で描いていく。
主演のキッドマンが演じるのは、すべてを兼ね備えながらも、満たされない渇きを抱える主人公のロミー。そして、インターンの立場からCEOを誘惑するサミュエルに、『逆転のトライアングル』(22)のハリス・ディキンソン、ロミーの夫のジェイコブに、『ペイン・アンド・グローリー』(19)で数々の栄えある賞を受賞したアントニオ・バンデラスがキャスティング。俳優としても活躍し、キッドマンにあて書きした脚本でその稀有な才能を開花させたハリナ・ラインが監督を務める。
今回解禁された第二弾予告では、大企業のCEOとして、常に笑顔を絶やさず、ボトックス注射を打ち美しさをキープするなど、すべてを完璧にコントロールするロミー(キッドマン)の姿が最初に映しだされる。愛する家族に囲まれ、彼女はなにもかもを手に入れたかに見える。そんなロミーの前に突如現れたのは、インターンのサミュエル(ディキンソン)。CEOである彼女に向かって、「本当は命令されたいのでは?」、「それ本心?」とことあるごとに挑発するような態度をみせる。最初は失礼な態度だと一蹴し、威厳を保っていたロミーだったが、大勢の前でミルクを飲むように仕向けられ、一気に飲み干したあとから、形勢が逆転する。危険なパワーゲームが徐々に加速し、彼女の秘めた欲望が暴かれていく。予告のラストには、餌を待つ犬のようにサミュエルの前にひざまずくロミーの衝撃的なシーンとともに、「こんな経験、生まれて初めて」と打ち明ける彼女の姿が映しだされている。
あわせて解禁されたのは場面写真5点。ロミーがサミュエルからの挑発を受けて立ち、ミルクをイッキ飲みする姿は、緊迫感のある本編のなかで、不思議な可笑しさを醸しだす印象的な1枚となっている。実はこのシーンになぞらえて、先日開催されたナショナル・ボード・オブ・レビュー賞の受賞ディナーでキッドマンが「すべてのベイビーガールに乾杯。Good girl!」とスピーチし、檀上でミルクを一気飲みしたことも大きな話題となった。さらには、サミュエルがニューヨークの街中で犬を手なずける様子と、まるでそれと同じような構図で、ロミーがサミュエルの前でひざまずく1枚も。この先、ロミーとサミュエルが繰り広げる、危険なパワーゲームの衝撃のクライマックスは、ぜひ劇場で確かめて欲しい。
また、2月14日(金)より、ムビチケ前売券(カード)の発売も決定。特典には、劇中で強烈な印象を残す黒い犬やミルクがデザインされた「オリジナル・ホログラムステッカー」が配布される。
ユーモアとロマンティックが交錯する綱渡りの果てに、ロミーのたどり着く先とは?戸惑いと葛藤に激しく揺さぶられる新時代のエロティック・エンタテインメントに期待が高まる。
文/鈴木レイヤ