アベンジャーズ再始動!?新キャップの活躍に迫る『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』本編映像

アベンジャーズ再始動!?新キャップの活躍に迫る『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』本編映像

ついに公開となったマーベル・スタジオの最新作『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』。本作より、新キャップの活躍を予感させる本編映像が解禁となった。

【写真を見る】サムがアベンジャーズ集結の鍵を握る重要な存在となっていくことも予感させる
【写真を見る】サムがアベンジャーズ集結の鍵を握る重要な存在となっていくことも予感させる[c]2025 MARVEL

主人公は、初代キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースから最も信頼され、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)のラストでヒーロー引退を決めたスティーブから“正義の象徴”である盾を託されたサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)。解禁された映像では、キャプテン・アメリカを継承したサムが、米大統領ロス(ハリソン・フォード)から「アベンジャーズの再建を手伝え」と持ちかけられるなど、緊迫したシーンが映しだされている。サムとロスの間には常に張り詰めた空気が漂っているが、サムがアベンジャーズ集結の鍵を握る重要な存在となっていくことも予感させる。

元々は軍所属の一般兵士で超人的なパワーを持たないサムが、葛藤を抱きながらも“キャプテン・アメリカ”の重圧を背負うことを決意し、盾を掲げ、鋼の翼で空を駆け巡り、強大な敵へ立ち向かっていく。そして、この本編映像からは、これまでスティーブが担ってきた、アベンジャーズを“アッセンブル”するという重要な役目も継承する可能性を秘めていることを期待させる。

マーベル・スタジオの社長であり、全てのMCUの製作を手掛けるケヴィン・ファイギは「サムはキャプテン・アメリカになる決意をしました。しかし、超人的なパワーを持たない彼がキャプテン・アメリカになるということが、バラバラになったアベンジャーズと、アベンジャーズを失った世界にどのような影響を与えるのか。本作でサムがロスと会談したあと、国際的な事件に巻き込まれることで、その答えが明らかになります」と解説する。

高い戦闘力を誇るだけでなく、冷静な状況判断力、そして常にユーモアも忘れない男サム。リーダーの素養も感じさせる彼が、今後のアベンジャーズの物語のキーマンになることが示唆されている。

米大統領ロスからアベンジャーズの再結成を要請されるサム
米大統領ロスからアベンジャーズの再結成を要請されるサム[c]2025 MARVEL

サムにこの話を持ちかけるサディアス・ロスは、目的達成や保身のためなら手段を選ばない計算高い人物としてヒーローたちを苦しめてきた過去がある。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)では、“超人パワーを持つアベンジャーズは危険で統率されるべきだ”と主張し、スティーブやサムと対立。巧みな話術と権力を利用しアイアンマンを丸め込み、アベンジャーズ内の対立を焚きつけた。

アベンジャーズを解散の危機にまで追いやった男からのまさかの提案に戸惑うサムだが、映像の中でロスは「超人に与える裁量についていままで君とは対立していたが、今回の活躍で考えを改めざるを得ない」、「アベンジャーズなしに国民の半数は戻らなかった。国が求めてるんだ」とヒーローの必要性を認識し直した様子。果たして、この提案には裏があるのか。そしてサムは、この提案にどのような決断を下すのか。

このシーンを皮切りに物語は、さらなる緊迫感が生まれていく。サムがこの提案を受けた国際会議の場で、ロスが突如凶弾に襲われる。このテロ事件をきっかけに生まれた各国の対立が、世界大戦の危機にまで発展するなか、混乱を食い止めようとするキャプテン・アメリカの前に、最強パワーを誇るレッドハルクと化したロスが襲いかかる。だが、全てはある人物によって仕組まれた陰謀だった。


キャプテン・アメリカは“世界の暴走”を止めることができるのか。各国の対立は混迷を極め、平岳大演じる日本の首相、尾崎の思惑も絡み合っていく。究極の空中戦で繰り広げられるサスペンス・アクション超大作がいよいよ空高く飛翔する。

文/平尾嘉浩

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