細田守、押山清高、藤本タツキも絶賛!アカデミー賞最有力『Flow』にクリエイターからのコメントが続々
ラトビア出身のクリエイター、ギンツ・ジルバロディス監督の長編2作目となる『Flow』(3月14日公開)。日本版本予告と著名人からのコメントが解禁となった。
本作は2024年カンヌ国際映画祭のある視点部門でプレミア上映を飾り、同年のアヌシー国際アニメーション映画祭で審査員賞、観客賞含む4冠を獲得。2025年ゴールデングローブ賞では『インサイド・ヘッド2』(24)や『野生の島のロズ』(24)、『モアナと伝説の海2』(24)といったビッグタイトルをおさえてアニメーション映画賞を受賞し、アニメ界のアカデミー賞と言われるアニー賞にて、長編インディペンデント作品賞、脚本賞を受賞したことも記憶に新しい。
2025年アカデミー賞では長編アニメーション賞、国際長編映画賞の2部門にノミネートされており、オスカーの行方を予測するゴールド・ダービー賞ではアニメーション映画賞を受賞。さらに、全世界興行収入は2,000万ドルを記録するなど話題を呼んでいる。
Blenderというオープンソースソフトウェアで制作され、予算が約6億円という異例尽くしの本作。ウェス・アンダーソン監督は「まったくユニークで、夢中にさせられる」、日本でも大ヒット中の『ロボット・ドリームズ』(23)を手掛けたパブロ・ベルヘル監督は「美しく、感動的で、奥深い」と感嘆を寄せている。そのほか、『ホールド・オーバーズ 置いてけぼりのホリデイ』(23)を手掛けたアレクサンダー・ペイン監督、『コーダ あいのうた』(21)の監督&脚本を務めたシアン・ヘダー、『ムーンライト』(16)のバリー・ジェンキンス監督ら、オスカー受賞経験のある監督たちも絶賛しており、アカデミー賞受賞にも期待が高まっている。
このたび、日本版本予告が解禁。主人公の猫と、旅を共にする動物たちが壮大な冒険に繰り出す様子が明らかになった。冒頭の猫との出会いから存在感たっぷりのカピバラ、愛嬌満点の犬、小首をかしげるヘビクイワシ、コミカルな動きのキツネザルら、それぞれの個性あふれる動きにも注目してほしい。
そして、本作に寄せられた著名人からのコメントも一挙解禁に。予告編にもコメントが使用されているアニメーション映画監督の細田守に『ルックバック』(24)の押山清高、漫画家の藤本タツキらに加え、斎藤工、ゲームクリエイターの小島秀夫、画家のヒグチユウコ、『アイの歌声を聴かせて』(21)の吉浦康裕、『Flow』と同じくカンヌやLAに出品された『化け猫あんずちゃん』(24)を手掛けた久野遥子、漫画家の浅野いにお、イラストレーターでアニメーション監督としても活躍するloundrawなど、現代日本を代表するクリエイター陣による絶賛コメントが集まっている。
大勢のクリエイターを魅了する『Flow』。猫やカピバラたちが繰り広げる大冒険をスクリーンで堪能してほしい。