北村有起哉と内田英治監督がタッグを組む!完全オリジナル最新作『逆火』7月公開決定
北村有起哉が主演し、『マッチング』(23)、『ミッドナイトスワン』(21)の内田英治が原案、監督を務める映画『逆火』が7月11日(金)より公開されることが決定した。
本作は、現代社会の抱える問題や矛盾を映画制作現場という舞台を通して、人間の表と裏を炙りだしていく完全オリジナル脚本のヒューマンサスペンス。脚本は内田と共同脚本を手掛けた『サイレントラブ』(24)のまなべゆきこ。数々の話題作に出演し信頼できる俳優として名高い北村は、内田監督作品への出演としては『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』(23)、『誰よりもつよく抱きしめて』(公開中)と本作で3作目となる。
家族のことを顧みず、いつかは映画監督になることを夢見ながら撮影現場で働く助監督の野島が、次の仕事となるある少女の自伝小説の映画化の現場を切り盛りするところから、物語が動きだす。貧しい家庭で育ち亡き父の介護をするなど苦労して成功した少女、ALISA。ところが、周囲の話しを聞くうちに、小説に書かれている美談とは程遠い“ある疑惑”が浮き彫りになっていく。この女は、悲劇のヒロインなのか、それとも犯罪者なのか。映画化の根底を揺るがしかねない事態に陥ってもなお、名声を気にして理想論を振りかざすエゴイストの監督、現場任せで大ごとにしたくない会社員プロデューサー、ギャラのために続けたいスタッフと様々な思惑で撮影を中断したくない面々が、真実を追求する野島に圧力をかけてくる。さらに、野島の口を封じるかのようにプロデューサーは、この現場を乗り切れば監督デビューができるかもしれないと囁くのだった。そして、真実が置いてきぼりにされたまま撮影は進められていく。やがて疑惑の火は、家族をも巻き込み野島の日常は崩れ始める…。
“映画とは芸術かビジネスなのか?”そんなテーマに切り込んだ本作。追加キャストなどの続報も要注目だ。