安田顕「水曜どうでしょう」の白塗りでジョーカー役をゲット!山田孝之は34歳の初仕事
日本の超低予算アニメ「秘密結社 鷹の爪」とDCのスーパーヒーローがコラボを果たした映画『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』の初日舞台挨拶が10月21日に新宿ピカデリーで開催され、山田孝之、知英、安田顕、FROGMAN監督が登壇。10月20日に34歳の誕生日を迎えた山田。会場から「おめでとう!」と歓声を浴びると、“鷹の爪ポーズ”で感謝した。
スーパーマンをはじめとするジャスティス・リーグが東京に集結し、鷹の爪団とともにジョーカーの野望を打ち砕くべく奮闘する姿を描く本作。
通常、初日舞台挨拶などでは、キャスト陣は華やかなスタイルで登場するが、この日は全員がお揃いのTシャツ姿。FROGMAN監督は「計画的にやったつもりが、今日の舞台挨拶の予算を残していなかった」と告白。ドレスやスーツを用意することもできなかったようで、Tシャツの背中には「予算崩壊」と書かれており、山田もその背中を披露して会場の笑いを誘っていた。
劇中ではバットマンの声を演じた山田。たたみ一畳ほどのスペースでアフレコをしたそうで、「動けない状態」と愚痴交じりにコメント。ハーレイ・クイン役の知英も「私も」とこぼすなか、ジョーカー役の安田は「僕はすごく快適なところでやった」とのこと。山田は「さっき、それ聞いちゃって。僕の与えられたスペース、60センチくらいですよ」と安田との“格差”にぼやきまくっていた。
その安田は「FROGMAN監督から『「水曜どうでしょう」で白塗りで巻物を読んでいるシーンがあった。それをやってくれ』と言われた。ジョーカーができると思ってワクワクしていたのに」と監督の演出に驚き。FROGMAN監督は「怪優と言えば、安田さん」と同番組での安田を思い出して、ジョーカー役に抜擢したことを明かしていた。
10月20日に誕生日を迎えた山田にとって、この日は34歳になって初めての仕事。山田は「今日は舞台挨拶があるので、『(飲むのは)2時まで』と思っていたのに、結局寝たのは6時過ぎ」と朝方まで飲んで、誕生日を過ごしたそう。会場から「おめでとう!」との声がかかると、手首を上下に振る“鷹の爪ポーズ”で応えていた。【取材・文/成田おり枝】