ダスティン・ホフマン72歳、ラブストーリー現役でハッスル!

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ダスティン・ホフマン72歳、ラブストーリー現役でハッスル!

御年72歳のダスティン・ホフマンだが、ラブストーリーはまだまだ現役! 最新主演作『新しい人生のはじめかた』(2月6日公開)では、エマ・トンプソンと共演し、揺れ動く繊細な恋心を体現、第66回ゴールデングローブ主演男優賞(コメディー・ミュージカル部門)にもノミネートされた。そのハッスルぶりの源とは!?

本作でホフマンが演じるのは、離婚してニューヨークで一人暮らしをしているCMソングの作曲家ハーヴェイ。彼が一人娘の結婚式に出席するためにロンドンへやって来て、トンプソン演じる40代のケイトと恋に落ちる。人生の折り返し地点を過ぎた男女が、お互いの心を探りつつも惹かれあっていく過程が実に胸キュンだ。きっと恋に臆病になっている人なら、年代を問わず共感できそう。

それにしても、70代でこんな大人のロマンスを演じられるホフマンってすごい! 往年の大スター、ロバート・レッドフォード(73歳)さえもその道はすっかりごぶさただし、クリント・イーストウッド(79歳)だって『マディソン郡の橋』(95)で切ないロマンスを演じたのは60代の時だった。今もその道で彼と張り合えるのは、熟年ラブストーリー『恋愛適齢期』(03)でハッスルしていたジャック・ニコルソン御大くらいかも。

ホフマンは本作のインタビューで、男としての現役ぶりをアピールしている。「死ぬことにあたって最悪だと思うことの一つは、死んだらもうセックスができないこと」らしい。73歳にしてこのご立派な発言には拍手を送りたい。再婚した妻リサ・ゴットセーゲンとは一緒に暮らして35年になるそうだが、今でもラブラブな様子。公私ともども絶好調なことが、ずっと“現役男”であり続ける秘訣なのかも。

とにかく、おすすめしたい大人のラブストーリー『新しい人生のはじめかた』。ホフマンのチャーミングで哀愁漂う演技を観れば、「恋に年齢制限なんてない」と元気をもらえること請け合いだ。【Movie Walker/山崎伸子】

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