今年で記念すべき30回!東京国際映画祭のここに注目
映画ファンにとって毎年秋の恒例となった東京国際映画祭がいよいよ、明日10月25日(水)からスタートする。今年は第30回を記念した新たな催しも多く、例年以上に盛り上がること必至!でも、どう映画祭を楽しめばいいのかわからないという人に映画祭の楽しみ方をアドバイスしよう。
豪華スターが間近で見られて、話せるかも!
まず、映画祭初日に行われるのが、会期中に上映される作品の監督や出演者が勢ぞろいし、六本木ヒルズアリーナまで敷かれたレッドカーペットを歩く、オープニングイベント。豪華スターが間近で見られ、もしかしたらサインがもらえたり、一緒に記念撮影ができるかもしれない毎年人気のイベントだ。当日、朝9時から整理券の配布が開始されるが、現地に行けないという人には、YouTubeやLINE LIVEでの生中継もあるので、そちらをチェックしよう。
また、オープニングイベントだけでなく、会期中はスクリーンでの上映前後に舞台挨拶やトークショーが行われる。公式サイトのスケジュール欄に“Q&A”のマークがついている作品では観客からの質疑応答の時間があり、豪華スターと話せるチャンスもあるかもしれない。
劇場公開前の話題作がいち早く見られる!
今年のオープニング作品は人気コミックを山田涼介主演で実写映画化した『鋼の錬金術師』、クロージング作品は『不都合な真実2:放置された地球』。前者は12月1日(金)、後者は11月17日(金)からの公開に先駆けて上映されるなど、話題作がいち早く見られる。また、2018年2月24日(土)公開の『空海-KU-KAI-』もオープニングスペシャルとして特別映像が上映される。
オールナイトにシネマ・コンサートなど特別イベントもあり
ハロウィン前の10月28日(土)にはTOHOシネマズ 六本木ヒルズの6スクリーンで異なる6つのプログラムを同時に行うオールナイトイベント「ミッドナイト・フィルム・フェス!」を開催する。『君の名は。』の新海誠監督作の特集、7月に亡くなったジョージ・A・ロメロ監督の追悼特集など、バラエティに富んだ企画となっている。
10月31日(火)には日本が誇る怪獣映画の金字塔である『ゴジラ』のシリーズ第1作を東京フィルハーモニー交響楽団の演奏とともに上映する「『ゴジラ』シネマ・コンサート」が行われる。『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督らによるトークショーも予定されていて、ゴジラファン必見だ。
コアな映画ファン泣かせの企画も盛りだくさん
また、最高賞「東京グランプリ」を各国の映画人による審査委員が選ぶ「コンペティション」アジア地域の新鋭監督の作品を上映する「アジアの未来」、日本のインディペンデント作品を上映する「日本映画スプラッシュ」といったところは毎年おなじみ。さらに『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』の原恵一監督作の特集上映や、安藤サクラ、蒼井優、満島ひかり、宮崎あおいという4人の女優にスポットを当てた女優特集、『オーシャンズ11』のスティーヴン・ソダーバーグ監督の特集など、コアな映画ファン泣かせの企画も満載。
会期中は無料で楽しめるイベントも。それが六本木ヒルズアリーナで行われる「野外上映 Cinema Arena 30」だ。昨年も無料上映は行われたが、今年は第1回のオープニング作品『乱』、第22回のクロージング作品『カールじいさんの空飛ぶ家』など過去に上映された作品28本をセレクトするなど、グレードアップした企画となっているのがうれしい。
会期中はメイン会場となる六本木エリアは映画を見に集まった人だけでなく、監督や出演者も多数集まるだけに、思わぬ場所であのスターと遭遇!なんてチャンスもあるかも。まさにお祭り気分で東京国際映画祭を楽しもう!【トライワークス】