染谷将太『空海-KU-KAI-』の解禁映像に「実感が沸かないくらい感動」

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染谷将太『空海-KU-KAI-』の解禁映像に「実感が沸かないくらい感動」

10月25日に開幕した第30回東京国際映画祭。EXシアター六本木でオープニングセレモニーが行われ、オープニングスペシャル作品『空海-KU-KAI-』(18年2月24日公開)の染谷将太、ホアン・シュアン、シン・ポーチン、松坂慶子、阿部寛が登壇。“世界最速解禁”となる特別フッテージ上映が行われ、空海を演じた染谷が「僕も初めて映像を観た。すごいですね…」と壮大なスケールに驚愕した。

夢枕獏の原作を日本・中国共同製作で映画化した本作。チェン・カイコーが監督を務め、日本からやってきた若き僧侶・空海が、詩人・白楽天と共に、首都・長安を揺るがす巨大な謎に迫る姿を描く。

解禁された映像では、再現された巨大な長安の都をはじめ、絢爛豪華な建物がお目見え。空海が海を渡る迫力たっぷりのシーンなど、壮大な冒険スペクタクルを予感させた。海外作品に初出演となった染谷は「すごいですね」とそのスケールに驚くことしきりで、「実感が沸かないくらい感動しました。早くこのスペクタクルをお届けしたい」と興奮の思いを語っていた。

劇中で、空海の相棒となる白楽天を演じたホアン・シュアンは「日本の素晴らしい俳優さん、スタッフの方たちとご一緒させていただき、とてもいい経験になった」とニッコリ。「とても楽しく過ごし、いい友人になることができました」と周囲のキャスト陣を見つめ、「日本との文化交流のひとつとしてとてもいい経験になりました」と心を込めていた。

またオープニング作品の『鋼の錬金術師』(12月1日公開)からは、山田涼介、本田翼、曽利文彦監督が登壇。主人公のエドワード・エルリック役を演じた山田は「東京国際映画祭の30回目という記念すべき年のオープニング上映として選んでいただき、ありがとうございます。とても光栄に思っています」と挨拶。「とても緊張してます」と苦笑いを見せていた。

会場には各国からの映画人が集まっていたが、「原作は世界中のみなさんに愛されている作品」と口火を切り、「それは日本の魂がブレずにそこにあるからだと思う。映像だけでなく内容も濃いものになっている。世界中の人に愛していただければ」とアピールしていた。【取材・文/成田おり枝】

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