松田聖子、斎藤工の人柄に感激!「親切で優しくて心の温かい方」監督は“聖子ファン”告白
10月27日、第30回東京国際映画祭にて映画『ラーメン・テー』(2018年公開)のメディア向け完成報告会がTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、エリック・クー監督、斎藤工、松田聖子、別所哲也、マーク・リー、ジャネット・アウが登壇。松田が「本当に親切で優しくて心の温かい方」と斎藤の人柄に感激したことを明かした。
本作は、ラーメン店で働く主人公・真人(斎藤)が家族を取り戻すための旅に出る物語。シンガポールのソウルフードである肉骨茶(バクテー)と日本のラーメンを軸に、2国間を繋ぐ家族の姿が映し出される。撮影はシンガポールと、高崎市で行われた。
シンガポールのコメディアン、俳優であるマークは「中学生以来のファンである聖子さんとの共演。ベッドルームにはポスターが貼ってあります。15年間、映画界にいますが、初めてスーパースターとご一緒できた。聖子さんを見てドキドキしました」と大ファンである松田との共演に感動。
別所も「僕もベッドルームにポスターを貼っていました。まったくお変わりなく美しく、ドキドキと恋に落ちそうな気分だった」と同調すると、クー監督までが「私ももれなく聖子さんの大ファン。私のフィルムに出ていただいて光栄」と監督たっての願いで松田の出演が叶ったという。ファンがそろって熱い想いを告白したが、松田は照れ笑いを見せるなど、恐縮しきりだった。
マークが「車イスに乗ったときは驚いた」というように、松田は怪我のため車イスに乗っていた日もあったとか。松田は「初めて斎藤さんとご一緒させていただいた。本当にお人柄が素晴らしくて。誰にでも、本当に親切で優しくて、心の温かい方」と斎藤の人柄を絶賛し、「私はちょっと怪我をしていたのですが、色々助けていただいた」と怪我のサポートもしてくれたことを告白。「別所さん、マークさん、ジャネットさん、監督にもよくしていただいた。素晴らしい方たちとご一緒できて幸せ」と周囲の気遣いに心を打たれていた
斎藤は「現場に優秀なスタッフがたくさんいた。言葉以上のエモーショナルなものをみんなで共有して撮影に込めるという、本当に素敵な現場だった」と撮影を述懐。「理想的なエモーショナルな時間」と日本、そしてシンガポールのスタッフ、キャストと過ごした時間を噛み締めていた。【取材・文/成田おり枝】