注目アニメ「ガンダムUC」はファーストガンダムの“正統なる続編”

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注目アニメ「ガンダムUC」はファーストガンダムの“正統なる続編”

昨年、テレビシリーズ放送開始から30周年を迎えた人気アニメ「機動戦士ガンダム」。昨年夏には実物大ガンダムが東京・お台場に登場し、今年はテレビアニメ「機動戦士ガンダム00」が映画化されるなど、ますますの盛り上がりを見せている。だが、2010年はさらなるお楽しみが控えている。それがシリーズ最新版のアニメ「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」の登場だ。

本作がガンダムファンから高い注目を浴びているのは、シリーズ1本目の「機動戦士ガンダム」(以下、ファーストガンダム)の正統なる続編であるということ。この「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」は、スペースコロニーへの宇宙移民が始まったときから改められた紀元、宇宙世紀(U.C.)の物語なのだ(「機動戦士ガンダムSEED」はコズミック・イラ、「機動戦士ガンダム00」は西暦の物語)。UC0096年の物語を描く本作は、ファーストガンダムがUC0079年の出来事だったことから、その17年後という設定だ。

そもそも、ガンダム・シリーズがここまで人々を魅了するのは、ガンダムをはじめ登場するモビルスーツのカッコよさはもちろんのこと、主人公、アムロ・レイら登場人物の成長を描くドラマとしての完成度の高さや、敵味方関係なく思わず感情移入してしまうキャラクターたちの人間関係など、語りだしたらきりがない。本作でも、スペースコロニーに暮らす少年バナージ・リンクスと謎の少女オードリー・バーンとの出会いをきっかけに壮大な物語が綴られていく。

また、本作の原作を執筆したのが、“大のガンダム好き”を公言する『亡国のイージス』(05)『ローレライ』(05)の原作者・福井晴敏、アニメ化に際してのキャラクターデザインを安彦良和、メカニックデザインをカトキハジメが手掛けているのもガンダム・ファンにはたまらないだろう。

ちなみに今回はテレビアニメではなく、プレミアレビューという形で2月20日(土)から第1話を映画館で上映すると同時に、プレイステーション3とプレイステーションポータブルでネットワーク配信するというのも斬新な試みだ。ブルーレイ&DVDも3月12日(金)から発売となるが、ファンなら絶対大きなスクリーンで観なくちゃね!【トライワークス】

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