佐藤健を土屋太鳳がリスペクト「ボクサーとコーチのようでした」
佐藤健、土屋太鳳をW主演に迎えた奇跡の実話の映画化作品『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(12月16日公開)の完成披露試写会が、11月16日に丸の内ピカデリー1で開催。佐藤から土屋へサプライズの花冠が贈られた。「ダイヤモンドリリーの花言葉は、幸せな思い出、忍耐、箱入り娘。土屋さんしか思い浮かばない」と言った佐藤に、土屋は「ありがとうございます」と感謝した。
舞台挨拶には、佐藤、土屋、薬師丸ひろ子、杉本哲太、 北村一輝、浜野謙太、中村ゆり、瀬々敬久監督の8名が登壇。「8年越し」にちなみ8年前の土屋と佐藤の写真が披露された。
佐藤が「僕はちょうど20歳ですね」と言ったが、土屋は「14か15…」と迷っていたので、佐藤から「すごい簡単な引き算!」とツッコミを入れられ、会場の笑いを取った。
土屋は14歳当時、佐藤と共にNHKの大河ドラマ「龍馬伝」に出演していた。今回『るろうに剣心』シリーズ以来3年ぶりに共演した佐藤を「健先輩」と呼んでリスペクトする。
土屋は佐藤について「さすがは健先輩だなと。『8年越しの花嫁』は私にとってとても大きくて。体重の増減が必要な撮影でしたが、健先輩は常に気にかけてくださった。試合に臨むボクサーとコーチのような気持ちでした」と感謝する。
土屋は「私が麻衣さんとして向き合えたのは、健先輩やお父さん、お母さん、瀬々組のおひとりおひとりがいてくれたからこそ。忍耐、気合だけは負けないようにこれからも生きていきたいと思っております」と胸を張った。
佐藤は「土屋さんは、僕がやれと言われても到底できないような難しい芝居を要求されていました。正直、『映画化するよ』と言われた時、この役に届くような女優さんは、土屋さんしか思い浮かばなかったです。支えてくれたと言ってくれるんですが、感謝したいのは僕の方です」と土屋を心から称えた。
『8年越しの花嫁 奇跡の実話』は、結婚式の直前に病に倒れ意識不明となった婚約者と、彼女を8年間待ち続けた男性というの実話を基にした感動作。『64-ロクヨン-』(16)の瀬々敬久監督がメガホンをとった。
文/山崎伸子