菅田将暉、アドリブギャグ&生漫才を披露!爆笑さらうも「雛壇後列ボケタイプ」の判定
芥川賞を受賞した又吉直樹による同名小説を、お笑い芸人でもあり映画監督でもある板尾創路が映画化した『火花』(11月23日公開)の「<スパークス>VS<あほんだら>火花散る特別試写会」が11月20日にTOHOシネマズスカラ座で開催され、菅田将暉、桐谷健太、川谷修士、三浦誠己が登壇。菅田が川谷と生漫才を披露し、会場を盛り上げた。
本作は、漫才の世界に身を投じるも、結果を出せず底辺でくすぶっている青年と先輩芸人が出会い、現実の壁に阻まれながら歩み続ける姿を描く青春物語。劇中では菅田と川谷が「スパークス」、桐谷と三浦が「あほんだら」というコンビを結成。芸人の川谷と元芸人の三浦をキャストに迎えるなど、漫才のリアルなやり取りも見どころとなっている。
「スパークスです!」と劇中コンビになりきって元気に入場した菅田と川谷。菅田は「みなさま、両手を高く上に挙げて!」と口火を切り、「スパスパ、スパークス!」と手振りをつけてコンビ名を絶叫。完全にアドリブのギャグだったようで、これには川谷も「やったことないわ!」と全力でツッコミを入れ、会場の笑いをさらった。
さらに菅田は「テレビ買いたいねん」と漫才を続行。「え!漫才やるの!?」と目を丸くしつつ、菅田のペースに巻き込まれた川谷。「ウィーン」と自動ドアの開く音マネにはじまり、菅田が客、川谷が店員となってテンポよく爆笑漫才を披露すると、会場も大盛り上がりだった。
またこの日は、「スパークス」と「あほんだら」で、「どちらが相方のことをわかっているか?」の対決をすることに。クイズや相性診断に挑む中、「どちらが早く、客席にいる相方を探せるか?」という対決も。川谷と三浦が客席に座り、その居場所を当てることになると、菅田と桐谷は客席に乱入して捜索開始。ファンとハイタッチを交わす場面もあり、会場のボルテージは上がりっ放しだった。
行動心理学に基づくあらゆる設問に答えたメンバーだが、結果「自分が芸人としてどのようなタイプか?」が判明。冒頭で爆笑漫才を披露した菅田だったが、診断結果は「雛壇後列ボケタイプ」というもの。菅田は破顔しつつ、「でも、そうですね。正面切って前にドーン!といけるタイプでもない。当たっているような気がしなくもない」とうなずいていた。
取材・文/成田 おり枝