水谷豊、2017年は「TAPイヤー」『相棒』もちゃっかりアピール!

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水谷豊、2017年は「TAPイヤー」『相棒』もちゃっかりアピール!

水谷豊が監督に初挑戦した映画『TAP -THE LAST SHOW-』のDVD発売記念トーク&TAPダンスショーが11月29日にHMV&BOOKS TOKYOで開催され、水谷豊、HIDEBOH&ダンサーズが登壇。約40年温めてきた物語を、自ら監督を務めて映画化した水谷が「40年経って、やっとここにたどり着いた。特別な年になったことは間違いない」と振り返り、「僕にとっては“TAPイヤー”」と2017年を表現した。

本作は、タップダンスをテーマにショウビジネスの光と影を描く人間ドラマ。クライマックスにおける、24分にも及ぶタップダンスシーンも話題となった。水谷は「みなさんタップを知っているけれど、生で見る経験というのはそう多くはないと思う」と語り、「24分間のショーは、“ステージでタップを見ている”という錯覚をしてほしかった。それが現実のものとなった」と感無量の面持ちを見せた。

HIDEBOHはラストのダンスシーンを振り返り、「ダンサーはもう体力が限界だった。『ここで終わるだろう』と思ったときに、監督が『ここからもう一度、踊ろう』と。ダンサーはすごい顔をしていました」と水谷から厳しい言葉があったことを告白。水谷は「カメラマンと『鬼になろう』と話した。みんな倒れ込んでいた」と心を鬼にして、限界突破の表情を捉えたそう。「全部、最後の顔を使わせてもらった」と見事に要望に応えてくれたダンサーたちに感謝しきりだった。

またこの日は、HIDEBOH&ダンサーズがタップダンスパフォーマンスを披露。観客と間近の距離で迫力のダンスが繰り広げられると、拍手や掛け声がわき上がるなど会場も大盛り上がり。水谷も「素晴らしい」と感激しきりだった。

この日、初監督作品のDVDが発売となり、熱きパフォーマンスも目の当たりにした水谷は「2017年11月29日。記念日がひとつ増えた。たいてい記念日というと、誕生日と結婚記念日くらい。それがひとつ増えてうれしく思っています」とニッコリ。「それに今日は『相棒』の放送日。9時までにはおうちに帰って」としっかりと“右京さん”としての顔も見せ、会場を喜ばせていた。

取材・文/成田 おり枝

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