『かいけつゾロリ』で初共演!憧れの山寺宏一に百田夏菜子はドキドキが止まらない!?
ゾロリが過去の世界で大冒険を繰り広げる「かいけつゾロリ」劇場版最新作『映画かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ』(公開中)で声優を務める山寺宏一と百田夏菜子。山寺が主人公ゾロリを、百田がその母親・ゾロリーヌの若き日を演じるというオドロキの“親子共演”を果たした2人にインタビューを敢行!この日初めて対面したという2人に、お互いの印象や作品の見どころなどについて語ってもらった。
出会えてドキドキの初共演
――本日が初対面となるそうですが、お互いの印象はいかがですか?
山寺「僕は初めてとは思えないんですよ。テレビでずっと見ていましたから。夏菜子ちゃんの笑顔は一緒にいる人を幸せな気分にしてくれる。僕も幸せをいただいちゃいました」
百田「ありがとうございます。私はテレビで山寺さんが声優をご担当されているアニメやものまね番組を見ていたので、こんな凄い方と一緒にお仕事をするなんて、と。あとは、やっとお会いできたという嬉しさもあって…」
山寺「どうしたの夏菜子ちゃん?何かあげるものないかな、俺のカバンに(笑)」
百田「いやいや、要りませんよ!(笑)今日お会いできると聞いてから、ずっとドキドキしていたんですけれど、お会いしてみたら山寺さんがすごく広い心で受け止めてくださって。隣にいると緊張もするけど安心もする、不思議な感覚です」
山寺「今のコメントは必ず書いてくださいね(笑)。でもね、夏菜子ちゃんは苦労してここまできたんですよ。本にも書いてありました」
百田「わ、めっちゃ調べてくださっているんですね!」
山寺「ももクロのデビュー当時はお客さんも数人でね、ストリートでライブをね…」
百田「山寺さんがお父さんみたいになってる!映画では私がお母さん役なのに(笑)」
ママに惚れちゃう?複雑な片思い
――百田さんはゾロリの母親・ゾロリーヌ役ですが、演じるにあたって気を付けたことは?
百田「運良く少し前にドラマでお母さん役を経験していたので、その時に感じた“子どもを思う気持ち”を大切にして演じました」
山寺「今回のゾロリーヌはまだ母親になる前なのに、ゾロリと一緒にいると時々母性が出るんだよね。難しい役どころだったと思います」
百田「でも、ゾロリのお母さんはおしとやかな人だと思っていたら、映画では意外とチャレンジャーな人でビックリ。最初は自分とかけ離れたキャラクターだと思っていたから心配していましたが、台本を読んでイケるんじゃないかなと(笑)」
山寺「ゾロリはお父さんの血を受け継いで冒険やいたずらが好きになったと思っていたけれど、実はお母さん似かも?原作やアニメを見ていた人がビックリするような活躍を見せるゾロリママは、僕も夏菜子ちゃんのイメージにピッタリだと思いました」
――いつも片思いばかりのゾロリも、今回はゾロリーヌと出会ってよい雰囲気になりますね。
山寺「複雑ですよね。運命の人だと思ったら、実はそれ以上の繋がりがあるんだから。タイムスリップをした先で若い頃の母親と出会って、でも自分に惚れさせちゃいけないと言う…あれ?そんな映画があったような。僕、その主人公も演じたような気がするなあ」
百田「え?映画ですか?」
山寺「ゾロリを過去に運ぶ目覚まし時計の名前が“ゾロリあん”と言うんですけど、その昔“デロリアン”という車が…」
百田「あ、知ってます!」
山寺「そう、『バック・トゥ・ザ・ほにゃらら』(笑)。僕も大好きな映画です。知っている方には『お!』と思ってもらえるんじゃないかな」
56歳だけど‟イケボ”で頑張りました
――「ここは見逃せない」という見どころを挙げてください。
山寺「ゾロリのいろいろな秘密が解き明かされる!ゾロリママにも会っちゃうよ!というところですね。そしてタイトルにあるダブルゼット。その真実をぜひ劇場で確かめてほしいです。僕も初めて知った時に『あー!』ってなりました。あとは…“オナラ”もあるよ!」
百田「めちゃめちゃ感動するお話です。ゾロリーヌはゾロリやゾロンド・ロンに恋心を抱きそうになっていて、とっても乙女。演じている自分もキュンキュンしてすごく楽しかったです。『現実で言われたい』と思うようなゾロリのかっこいいセリフもあるので、そこにも注目して欲しいなと思います」
山寺「胸キュンなセリフが好きな女子は多いですからね。申し訳ないけど、劇中では僕もちょっとイケボ(イケメンボイス)を出して頑張りましたよ、56歳だけど」
百田「めっちゃカッコよかったですよ!」
山寺「本当?じゃあ夏菜子ちゃんが褒めてくれたので、“ゾロリのイケボ”も見どころのひとつに入れておいてください(笑)」
取材・文/ほそいちえ