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これぞコミコンの華!超豪華な顔ぶれの“自由すぎる”トークセッションに会場大ウケ

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これぞコミコンの華!超豪華な顔ぶれの“自由すぎる”トークセッションに会場大ウケ

12月1日、現在開催中の「東京コミコン2017」で来日ゲストによるスペシャルトークセッションが開催。直前まで登壇者が発表されない中、メインステージには来場者が高鳴る期待を胸に、大勢詰めかけた。

そして登壇者が発表されるやいなや、悲鳴にも似た黄色い声援が巻き起こった。はじめに登場したのは、北欧映画界が誇る名優で、近年は海外ドラマ「ハンニバル」や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)などハリウッドにも進出しているマッツ・ミケルセン。

さらに、オープニングイベントにも登場した、海外ドラマ「キャッスル〜ミステリー作家は事件がお好き」のネイサン・フィリオンに「スター・トレック」シリーズでおなじみのカール・アーバン。そして『スーサイド・スクワッド』(16)の福原かれんが登壇。

この4人は全員がアメコミ映画の出演歴を持つ。今年公開された『ドクター・ストレンジ』(17)に出演したミケルセンに、現在公開中の『マイティ・ソー/バトルロイヤル』(17)に出演したアーバン。そしてフィリオンもさりげなく『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』(14)に出演しているのだ。そしてミケルセンとアーバンは、SF映画界を二分する「スター・ウォーズ」「スター・トレック」両シリーズの出演者。他では決して見ることのできない豪華な顔ぶれに、会場のボルテージは最高潮に達した。

トークでは、それぞれが「東京コミコン」への印象や、日本についてのコメントを披露。全員が日本の雰囲気を絶賛し、中でも男性陣は大はしゃぎ。トークをしながら上下に動かすことができる椅子を下げはじめたアーバンを見て、対抗するようにミケルセンとフィリオンも椅子をどんどん低くしていく。

さらにアーバンが椅子を下げると、ついにミケルセンは床に座りはじめ、会場が大いに盛り上がると、今度はアーバンが床に寝そべる。自由すぎるトークセッションに、会場中は大爆笑に包まれた。

「東京には3回来たことがあるですが、コミコンは初めて。本当に素晴らしいし美しい」と微笑むミケルセンは、前日に美味しい日本食をたらふく食べたことを明かす。さらに、アメコミの魅力について訊ねられると「スーパーヒーローにはスーパーパワーがあるんだ」と語り、子供の頃から想像の世界が大好きだったことを明かしたミケルセン。「子供にとって魅力的なだけでなく、大人を魅了するものもあると思います」とコメント。

しかしながら、これまでの自身のキャリアを振り返り「でも私は、スーパーヒーローを演じたことはなくて、いつも“スーパー悪者”ばかり演じてきた」と苦い笑顔で語った。

一方で、終始ハイテンションだったアーバンは、以前『スター・トレック』(09)のプレミアイベントで来日した際「“平和”という字を書道で書くことを学んだら、日本の文字を書くことが好きになって、それからサインを求められるといつもその字を書いていた」と振り返る。ところが、どうやら字を間違えて覚えていたらしく「今度はきちんと覚えたい」と明かすと、隣で聞いていたフィリオンは爆笑。

そんなフィリオンは、かつては海外ドラマ「ファイヤーフライ 宇宙大戦争」など、SFヒーローを演じていたが、最近はもっぱら「キャッスル」での推理作家の役が板についている。「自分で決められるなら、SFヒーローものに是非出たい!」と熱いコメントでSF復帰への意気込みを語った。

そして昨年世界中で大ヒットを記録した『スーサイド・スクワッド』で、日本人暗殺者カタナ役を演じ、鮮烈なデビューを飾った福原は、今回のコミコンで彼女の演じた役のコスプレをしている人がいることに喜びをあらわにし「アメリカ生まれアメリカ育ちですが、日本は私のセカンドホームだと誇りに思っている」とコメント。

さらに、デビュー作で大きなチャンスを掴んだ彼女は、アメコミ映画への出演を夢見るファンに向けて「アジア人や日本人だからと自分にリミットをつけずに、自ら進んで夢を掴んでください」と発破をかけた。「東京コミコン2017」は幕張メッセで12月3日(日)まで開催中。

取材・文/久保田和馬

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