市原隼人が突然本番前に??な奇声!芦名星もびっくり

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市原隼人が突然本番前に??な奇声!芦名星もびっくり

絶好調・市原隼人が天才カギ師のサルこと猿丸耶太郎に扮した人気ドラマの映画化『猿ロック THE MOVIE』(公開中)。ドラマに続いて主演を務めた市原と、サルの幼なじみ・リツコ役に扮した芦名星に話を聞いたら、市原の現場での奇声ネタで大いに盛り上がった!

映画では、サルが謎の美女マユミ(比嘉愛未)から依頼された金庫のカギを開けたことで、ヤクザ絡みの大事件に巻き込まれていく。人情味にあふれ、美女にはめっぽう弱いというサルを演じた市原に、自分との共通点を聞いてみた。「まっすぐで女に目がなくて、普段はバカっぽい。ハハハ、全部当てはまるんじゃないですか(笑)」と目を細めて笑う。「でも、サルは常にまっすぐなヤツだからこそ、周りの噂やねたみも聞かないし、常に初心で相手の心を見られるんじゃないかな」。

芦名も、市原とサルを重ねて「本当にまっすぐな人です」と言っていた。「本番前に集中してて、いきなり『ああ〜っ!』って声を出してみたりとか(笑)。初めて見た人からは『隼人くん、怒ってるの?』って聞かれたり、高岡(蒼甫)くんからも『隼人、うるせえ』とか言われたりしているんですけど(笑)、隼人くんだと、なんだか笑えるんです。ある時、すごく真剣なシーンで『本番用意!』ってなった時、隼人くんが『今日は卵かけごはんだった!』って言い出して!? どうやら自分の中で気合いを入れたかったみたいですが、周りの皆からすれば、『ちょっと待って!?』ってなりますよね」。すると市原も笑いながら、「何でもいいんだよ。好きなことを言えば」と言うと、芦名は「でも、“卵かけごはん”はないかなって(笑)。そんな隼人くんを見ててすごく面白かった。集中する時は誰も寄せ付けないくらい自分の世界に入れる、そういうところもすごいなと思いました」。

本作では、心の鍵を開けるというのがテーマになっているが、それについてふたりはどう感じたのか。市原は、「心の鍵は最初から見えないもので、開けられた時に初めて気付くもの。地元の友達にはいつも開けてもらってます」と語った。芦名は、「誰にでも人それぞれ(心を)オープンにした状態でいられる時間はあると思うけど、突然現われた鍵屋さんが人の心を開けるなんて、その人自体(サル)が素晴らしくなければできないこと。私的には非日常なことだけど、サルを見ていれば『普通の鍵だけではなく心の鍵も開けられる』ってことに説得力を感じます」と熱弁。

市原も「人って鏡だと思うんです。向こうに嫌われたらこっちも受け付けなくなるし、向こうに好かれたらこっちも好きになる。サルは常に温かい目で周りを見てるから、周りもサルのことを温かい目で見てくれてるんじゃないかな」と分析した。

確かに、ドラマから築いてきたサルの“どこまでもいいヤツ”ぶりは、映画でより深く掘り下げられている。映画について市原は「本当にまっすぐでピュアな作品になりました」と強くアピール。ぜひサルに、映画を観る観客の心の鍵も開けてほしいと願う。【Movie Walker/山崎伸子】

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