マッチョなイケメンはお好き?超過激!禁断の“男性ストリッパー”の世界へようこそ
マッチョ男子たちがステージで大胆に服を脱ぎ捨て、刺激的な腰ふりダンスを踊ったり、女性客をステージに上げセクシーに戯れたり…。女性なら(男性でも?)、きっと一度は体験してみたい“男性ストリップショー”。日本では山田孝之主演で舞台化もされた映画『フル・モンティ』(97)や、チャニング・テイタムの人気に火をつけた『マジック・マイク』シリーズのヒットで、ショーの存在は昨今ますます知られるように。そんななか男性ストリッパーという職業と、知られざる舞台裏を赤裸々に映した『ラ・ベア マッチョに恋して』(公開中)というドキュメンタリーが登場した。
舞台は、テキサス州ダラスで人気のストリップクラブ「ラ・ベア」。鍛え上げたムキムキの肉体美と甘いマスクの陽気な笑顔。男性ストリップダンサーたちは毎夜、それぞれの個性を生かしたショーで女性を魅了する。この道30年以上で「セックスアピールの塊」と呼ばれるベテランのランディ“マスターブラスター”、『マジック・マイク』に憧れこの世界に飛び込んだカワイイ系若手“チャニング”などの魅力的でユニークな面々が、仕事について語る。
華やかなパフォーマンスの裏に潜むストイックな努力は、日々の筋トレのみならず、女性に魔法をかけるためのプロとしての腕前にも向けられる。そして、ずば抜けたカリスマ性を持つスーパースターの同僚“アンジェロ”が亡くなる悲劇から、彼らは秘めていた怒りや葛藤、世間の偏見による哀しみも打ち明け始める。
本作は『マジック・マイク』で“ビッグ・ディック”・リッチーを演じた俳優ジョー・マンガニエロの初監督作。彼ならではの真摯かつ巧みな構成と展開で、モテ男たちの素顔とそのリアルな内面に迫る作品に仕上がっている。めくるめく魅惑の“脱ぐ男たち”の真実を知れば、貴女もきっと男性ストリップショーを見たくなる!
文/トライワークス