ウィル・スミス、会見中にスタッフをお手伝い!
Netflix配信のウィル・スミス主演映画『ブライト』(12月22日より全世界同時オンラインストリーミング配信)の来日記者会見が、12月20日にザ・リッツ・カールトン東京で開催。登壇したウィル・スミスは、スタッフのようにインタビュアーにマイクを向けたり、テーブルや椅子を運んだりと、サービス精神旺盛に動き回って会場を沸かせた。
来日したのは、ウィルの他、ジョエル・エドガートン、ノオミ・ラパス、デヴィッド・エアー監督、プロデューサーを務めたエリック・ニューマン、ブライアン・アンケレスの6名だ。
Netflixで映画を制作する利点についてエリック・ニューマンは「Netflixはエキサイティングな会社だ。予算や資源面、設備面でしっかりサポートをしてくれる。また、ハリウッドはアジア映画の影響を受けているけど、Netflixというプラットフォームを通して、アジアの映画にも触れることができる。最近では自宅で映画を観る環境もすごく良くなっているしね」と丁寧にレクチャーした。
するとウィルは「エリックさんの長すぎる答え、ちょっと私がお詫びします。ちょっと後で裏で叱ります」とおちゃめにツッコミを入れ、会場は大爆笑。
ウィルはその後、Netflixについて「私の経験から言えば、Netflixの作品はハリウッドのメジャー映画とすべて同じだと感じたよ。唯一の違いは、『インデペンデンス・デイ』(96)の時、金曜までみんなが僕のことを『ウィル』と呼んでいたのに、公開後の月曜日に初めてみんなから『ミスター・スミス』と呼ばれたことくらいかな」と言って笑いを取った。
さらに「私がちょっと疑問に思うことは、そういうスクリーンと同じような体験が、家でも同じようにできるのかどうかということ。それは、1週間後(本作の配信後)にわかるよ」と付け加えた後「ごめんなさい、エリック。私の方が長い答えです」とエリックに謝罪し、会場を笑いに包んだ。
最後に全員が『ブライト』の特製提灯を手にノリノリでフォトセッションを行い、笑いに包まれた会見は幕を閉じた。
『ブライト』の舞台は、人間と様々な種族が共存する“もう一つの世界”のロサンゼルス。異なる種族の警察官、人間のウォード(ウィル・スミス)と怪物オークのジャコビー(ジョエル・エドガートン)が、地球の運命をも左右する大きな事件に巻き込まれていく。
取材・文/山崎 伸子