SWだけじゃない!18年にアップカミング間違いなしの俳優ジョン・ボイエガに注目
18年に飛躍を遂げそうな若手アクターで真っ先に挙げたいのがジョン・ボイエガだ。『スター・ウォーズ』新シリーズで、反逆の戦士フィンを演じて脚光を浴びたイギリス出身の25歳。伝統の英国演劇界で磨いた演技力は折り紙付きだ。
17年は元トルーパーからプログラマーまで好演
本国イギリスで主演を務めたSFコメディ『アタック・ザ・ブロック』(11)で世界的な注目を集め、今やハリウッドからも引く手あまた。悩める天才コンピュータ・プログラマーを好演した、昨年の『ザ・サークル』(17)を記憶している方も多いのではないだろうか。
『デトロイト』でのシリアス演技に注目必至
そんなボイエガの快進撃は18年も続く。注目は『ハート・ロッカー』(08)のアカデミー賞監督キャスリン・ビグローと組んだ『デトロイト』(1月26日公開)。1967年にアメリカ、デトロイトで起きた人種暴動の実話に基づくこの社会派ドラマは、ビグロー監督作ならではの緊張感に満ちており、観る者を暴動の渦の中に引き込むほどパワフルだ。そんな本作でボイエガは、同胞愛から黒人たちを助けようとした若き警備員に扮している。よかれと思ってしたことにより、白人にも黒人にも非難される皮肉。ボイエガの出演作の中でも図抜けてシリアスなキャラクターだが、困難を強調することなく、苦境に陥るひとりの人間になり切ったリアルな演技は、多くの観客を唸らせるに違いない。
『パシリム』新作で、怪獣をイェーガーで迎撃
さらに、大ヒットVFXアクションの続編『パシフィック・リム:アップライジング』(4月公開)が続く。新たな怪獣の襲来に世界が混乱する中、ロボットに乗り込んで戦う新世代兵士。そんなヒーローを、『スター・ウォーズ』以上の身体能力を発揮してボイエガが演じるとなれば、観逃すわけにはいかない。確かな演技力をベースにして、シリアスからアクションまでスキルを広げ続けるボイエガ。18年の要注目の俳優であることに疑問の余地はない!
文/トライワークス