ドリュー・バリモア、異常だった子役時代を語る
『E.T.』(82)の子役でブレイクして以来、女優として第一線で活躍を続けているドリュー・バリモア。現在はシングルマザーとして、長女オリーブと次女フランキーの育児に奮闘中のドリューが、ドラマ「サンタクラリータ・ダイエット」のセカンド・シーズン開始を前にインスタイル・マガジンの2月号に登場。自らの子供時代について振り返っている。
「母は6歳の私に“ちっちゃな80歳のお婆ちゃん”みたいな格好をさせていたわ」ドリューの母ジェイドはしょっちゅう街に出て、生後11か月から子役街道を歩んできた娘を連れ回していたという。
ある写真には、大人たちのパーティの中に混じり、一人だけレオタード姿の幼いドリューが写っている。「家の中で撮影した写真が全然ないの。いつも外出させられてたから」「おかしなものね。今は私を家から追い出すのに、てこでも使わなきゃいけないぐらいなんだから!」
14歳の時、ドリューは裁判所に訴えを起こし“毒親”だった母からの法的な独立を勝ち取った。「若い頃から、プロフェッショナルな環境の中で生きて、その中で死にたいと、過剰なほど熱く思ってた。それが私の経験のすべてだったから」「私には家族がいなかった。覚えている限り、私はずっと働いてたわ」
15歳のドリューが、煙草を片手に微笑む写真もある。ドリューは9歳から始めた飲酒や喫煙、10代で始めたドラッグの使用で、何度もリハビリ施設に入所している。「鎮めなきゃいけない暴走がいっぱいあったわ。私には極端に狂暴な面があって、権威に対して完全に反抗してるの」
しかし今は、娘たちの存在が暴走を止めてくれているという。「子供たちは、私がずっと知らないでいた”愛”そのもの」と語るドリュー。自分の母親を反面教師に、わが子には幸せな子供時代を過ごさせているようだ。
UK在住/シャオ