まるで峰不二子!?ホームズさえも手玉に取る妖艶な美女に大注目
ただいま公開中の『シャーロック・ホームズ』は、従来のイメージを覆す肉体派ホームズによるド派手なアクションがクローズアップされがち。だが、そんなホームズに負けず劣らずの活躍を見せるヒロイン、アイリーン・アドラーも、本作を語る上では欠かせないキャラクターの一人だ。
アイリーン・アドラーは、コナン・ドイルの短編「ボヘミアの醜聞(スキャンダル)」などに、ホームズを出し抜く“魔性の女”というポジションで登場する。原作では生涯独身であったホームズが「あの女性(ひと)」と呼んでしまう片思いの相手として描かれており、ホームズの愛の対象にして弱点でもある人気キャラクターだ。
劇中でアイリーンは、ホームズと白熱の頭脳戦を展開する。不敵なはずのホームズを手玉に取る彼女の妖艶な魅力は、さしずめルパン三世でいうところの峰不二子といった感じだろうか。
そんなアイリーンを演じるのはレイチェル・マクアダムス。『きみに読む物語』(04)では良家の娘を演じ、『消されたヘッドライン』(09)では事件に迫る新人記者、そして『きみがぼくを見つけた日』(09)では、時空を旅する恋人を愛する純真な女性を演じたりと、さまざまな役どころを見事に演じ分ける注目の気鋭女優だ。
ちなみに、『きみがぼくを見つけた日』で制作総指揮を務めたブラッド・ピットは、レイチェルの魅力にすっかり骨抜きにされたようで、自身のパーティーに彼女を招待しようとしてアンジェリーナ・ジョリーとすさまじい口論になったとの噂も流れている。セレブ夫妻をも惑わしてしまう、“魔性の女”を地でいくレイチェル・マクアダムスの今後の活躍にも大いに注目しておこう。【トライワークス】
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