『時をかける少女』仲里依紗、撮影中は“幽体離脱”してる!?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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インタビュー 2010/3/18 11:35

『時をかける少女』仲里依紗、撮影中は“幽体離脱”してる!?

アニメ版『時をかける少女』(06)の声優に続き、実写版『時をかける少女』(3月13日公開)でも、主演を務めた仲里依紗を直撃。スクリーンには、清涼飲料水のようにみずみずしい、20歳の彼女の魅力があふれんばかりに広がっている。本作では主人公あかり役に入り込み、あるシーンでは谷口正晃監督をもらい泣きさせたとか!

本作で彼女が演じた主人公あかりは、原田知世が扮した83年度版のヒロイン・芳山和子の娘だ。母・和子(安田成美)の代わりに70年代にタイムリープ(スリップ)し、そこで中尾明慶扮する涼太と出会う。このふたりの恋が切なくて胸を打つが、彼女が演じたあるシーンでは監督でさえも感涙させたなんてすごい。

「台本には書いてなかったけど、自然と涙が出てきたシーンがあって。それを見た監督が『予想外なことをやった』って言って泣いたらしいんです。自分では、『用意、ハイ!』ってカットがかかった瞬間から、“幽体離脱”したみたいになるので、その時どう思ったかなんてあまり覚えてなくて。自分で動くのではなく、まるで誰かに自分が操られているような感じになるので」。これは大した才能だ。

でも彼女は、役作りを徹底的にしていくわけではなく、役を固めずに現場入りするタイプらしい。「ガシッと固めていくとそれ以上のものって出ないし、限界を超えられないから、いつも生まれたての赤ちゃんの脳みそで行くんです。現場の空気や相手のお芝居とか、なんでもすぐに吸収できるようにね。そうすると直感で中からあかりが出てくるんです」。

芝居がお決まりの“振り付け”みたいになるのが嫌いだと言う彼女。「新鮮でリアルなお芝居を見せたい。悲しくなるシーンでは自分も本当に悲しくなりたいんです。泣くシーンについては『どうやって泣いてるの? 親が死んだ時とかを想像するの?』とか聞かれたりしますが、それをするとウソの涙になるからそれはしたくない。泣けなかったら泣けなかったで私はいいと思うし」。

役を演じるというよりも、役に“なり切る”ってことか。「まるでドキュメンタリーみたいにリアルなものとして感動してほしい。だから、どの映画でも役を大切にしてます。芝居をやっていくと、自分へのハードルもどんどん高くなり、もっと限界を超えたいって思うようになっていきますね」。

最後に聞きたい。あなたにとって『時をかける少女』ってどんな存在? 「青春! そして芝居を好きになれて、本当に自分の面白さを知ることができた作品だなって思います。アニメをやった時からそうだったし。実際にタイムリープなんてできるはずないけど、私はその世界観に入って、本当にあかりとして生きました。女優っていいなって思うきっかけにもなったのも『時かけ』なので、すごく思い入れがあります!」。【Movie Walker/山崎伸子】

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