最新作に出演するも…レベッカ・ホール、ウディ・アレンの映画に出演したことを後悔?
性暴力やセクハラへの抗議が続くハリウッドでは、問題の人物と間接的に関わった経歴までもが批判の対象になりつつある。この流れに疑問を抱く人も多い中で、ウディ・アレン監督の最新作『ア・レイニーデイ・イン・ニューヨーク(原題)』に出演した女優のレベッカ・ホールは、自身のインスタグラムに「出演したことを後悔している」と投稿した。
レベッカは2008年、ウディ・アレン監督作品『それでも恋するバルセロナ』に出演。ゴールデン・グローブの主演女優賞にノミネートされ、一躍注目を集めた。その経緯もあり、レベッカは「アレン監督作品への出演は、かつて住んだ場所に戻ってきたようにリラックスしたものでした」と綴っている。
しかし、幼児期にウディから性的虐待を受けたというディラン・ファローの声明を読んで、考えが変わったという。
「何度も何度も読み返しました。遡って古い記事も読みました。どれほど複雑な問題かということだけでなく、私の行動が他の女性たちを沈黙させたり、引き下がらせたりしていたことに気づきました」「心から申し訳ないと思っていますし、自分の決断を後悔しています。今後同じことはしません」
「『ア・レイニーデイ・イン・ニューヨーク(原題)』の私の出演料を、全て“タイムズアップ”に寄付します。ささやかな行いではありますが、埋め合わせ的な意図ではありません。“タイムズアップ”への寄付を続ける登録もしました。ハリウッドだけでなく、できれば全ての場所が変化に向かっていくよう、この前向きな運動の一員となり、取り組んでいくことを楽しみにしています」
レベッカだけでなく、ミラ・ソルヴィノ、グレタ・ガーウィグ、そしてエレン・ペイジも、ウディ・アレンの作品に関わったことを後悔する発言をしている。“タイムズアップ”運動で、映画業界が今後どのように変化していくのか気になるところだ。
UK在住/シャオ