“天使の歌声”シャルロット・チャーチ、双極性障害の母について語る

映画ニュース

“天使の歌声”シャルロット・チャーチ、双極性障害の母について語る

今から約20年前、12歳の時にアルバム「天使の歌声」でデビューし、世界中を席巻したシャルロット・チャーチ。シャルロットは成長するにつれ、数々の不品行や問題発言で物議を醸し、プライベートでは結婚、出産、離婚を経験した。昨年、長年交際してきたミュージシャンの男性との結婚を果たし、新たなスタートを切ったばかりだという。

25日、シャルロットはBBCウェールズのドキュメンタリー番組「インサイド・マイ・ブレイン」にガイド役として出演。シャルロットは番組の中で、母親が30年以上に渡って双極性障害に苦しんでいることや、精神疾患の母をサポートすることの難しさを率直に語った。

シャルロットの母・マリアは、現在51歳。シャルロットとマリアはうり二つの顔立ちで、年の離れた姉妹のように見えるが、マリアの双極性障害は非常に深刻だという。鬱状態の時はアルコールの過剰摂取や自傷行為に走り、自殺を試みたこともあったそうだ。

シャルロットは、「そんな風に苦しむ母を見ることはつらかったわ。母が暗黒状態の時は自分がすごく無力に感じたし、どう助けてあげるのが最善なのかわからなかった…」「私にできたのは、母を理解しようと努めることだったけれど、精神疾患を理解しようとすることは、つまり人間の脳を理解することなのよね」と話している。

母マリアも同番組に出演し、「精神疾患や自傷行為について発言する人は多いけど、皆20代までの話なの。誰も30代以降の問題について話さないけど、(同じ問題を抱えている大人は)私だけじゃないことは確かよ」と語っている。番組内で、シャルロットは専門医や神経科学者、研究施設を訪ね、精神疾患の原因や期待される治療法についての話を聞き、科学的側面からの分析内容ついても紹介しているという。

UK在住/シャオ

作品情報へ