二階堂ふみ、『リバーズ・エッジ』の岡崎京子からのユニークなメッセージに感激
岡崎京子の同名コミックを映画化した『リバーズ・エッジ』(2月16日公開)の完成披露試写会が1月31日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催。二階堂ふみ、吉沢亮、上杉柊平、 SUMIRE、土居志央梨、森川葵、行定勲監督が舞台挨拶に登壇した。二階堂は「作品を岡崎京子先生が観てくださり、すごい素敵なお言葉をいただくことができました」と言ったあと「みんな観てね。びっくりびっくり」と、岡崎からのメッセージカードを読み上げた。
本作は、第68回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門のオープニング作品に決定した。行定監督は『パレード』(10)で同映画祭の国際批評家連盟賞を受賞、昨年も『ジムノペディに乱れる』(16)が批評家週間に出品されるなど5度目の選出となった。映画祭へは二階堂、吉沢、行定監督の3名が参加予定だ。
行定監督は、レッドカーペットを歩くのは初めてだと言う。「二階堂ふみからのプレッシャーがすごくて。『ベルリン行きたいな、行きたいな』と言うんです。俺だって行きたい。今回は身内からのプレッシャーが…」と苦笑い。
二階堂は「行定勲監督のおかげで行けることが決まり、本当にありがとうございました!」と笑顔を見せた。
「せっかく力強い魂のこもった作品になったと思うので、ぜひ海外の方にも観ていただきたいと思ったし、『リバーズ・エッジ』という名作も、もっともっと多くの人に知っていただきたいという気持ちもあって。プレッシャーになっているとは知らず、純粋な気持ちで発言しておりました」。
吉沢は、国内外含めて映画祭に初参加となる。「ありがたいけど、ドキドキしています。そもそも映画祭って何をするところなんだ?と」と言って笑いを取った後「本当に僕もこの作品はすごく挑戦的な作品で、本当に魂のこもった作品になったので、すごく光栄です」と笑顔を見せた。
『リバーズ・エッジ』は、若者たちの欲望と焦燥感を描く青春映画。女子高生ハルナ(二階堂ふみ)といじめられっ子の同級生・山田(吉沢亮)、摂食障害のモデル・こずえ(SUMIRE)が、河原で発見した死体の秘密を共有し、歪んだ絆を築いていく。
取材・文/山崎 伸子