日本でもブレイク間違いなし!?注目のインフルエンサー“ゼンデイヤ”って何者?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
日本でもブレイク間違いなし!?注目のインフルエンサー“ゼンデイヤ”って何者?

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日本でもブレイク間違いなし!?注目のインフルエンサー“ゼンデイヤ”って何者?

注目のミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』(公開中)の見どころのひとつは、19世紀のアメリカに実在した伝説の興行主、P.T.バーナムの下に集まる個性あふれるエンターテイナーたち。なかでもひと際輝く美しさで目を引くのが、空中ブランコ乗りのアン・ウィーラーだ。演じているのは『スパイダーマン:ホームカミング』(17)でも存在感を発揮していた若手スター、ゼンデイヤ。『スパイダーマン~』ではメインのヒロイン役ではなかったが、すでに出演が決まっている同作の続編ではさらに多くの出番が予定されている。

アクター、シンガー、モデルとしても大活躍

黒人の父と白人の母を持つゼンデイヤは人種問題にも敏感で、差別的発言をしたスタッフを解雇したことも。自らが表に立つことで人種の多様性と、その価値観を発信し続けている
黒人の父と白人の母を持つゼンデイヤは人種問題にも敏感で、差別的発言をしたスタッフを解雇したことも。自らが表に立つことで人種の多様性と、その価値観を発信し続けている[c]2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

もともとディズニー・チャンネルのドラマで子役デビューし、アメリカをはじめ各国で人気を高めてきたゼンデイヤ。15年に米タイム誌で”もっとも影響力のあるティーンセレブ”に選ばれた彼女は、11年にシンガーとして音楽活動を開始し、16年には自身のファッション・ブランドを立ち上げるなどマルチな分野で活躍。ティーンを中心に多大な影響を与え続けている。そんな、歌えて、演技もできる彼女にとって、『グレイテスト・ショーマン』のようなミュージカル映画は、類まれなる才能が最大限に発揮される作品と言っていい。劇中でゼンデイヤは、ザック・エフロンが演じるアンに想いを寄せる青年フィリップと、最高にロマンチックなデュエットナンバー「Rewrite The Stars」を披露している。

セクシー&鮮やかな空中ブランコの技で魅了

【写真を見る】劇中、高度な空中ブランコに挑戦。とにかく胆が据わっていて、別作品で演じた役が「白人が演じるべき」と中傷されても「人は何でも騒ぎ立てる」と受け流すほど
【写真を見る】劇中、高度な空中ブランコに挑戦。とにかく胆が据わっていて、別作品で演じた役が「白人が演じるべき」と中傷されても「人は何でも騒ぎ立てる」と受け流すほど[c]2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

アンとフィリップがブランコに乗りながら空中をダイナミックに浮遊し、それぞれの秘めた想いを託した詞を歌い上げる。このシーンでゼンデイヤはハーネスを着けずに空中ブランコの技に挑んだそうで、空中ブランコのプロの下、何か月にもわたってトレーニングを重ね、あの「シルク・ドゥ・ソエイユ」を彷彿させる鮮やかな動きを体得した。そのセクシーな肉体が際立つシークエンスに、誰もが魅せられることだろう。切ない歌詞をエモーショナルに表現する歌唱力も圧巻だ。

アカデミー賞授賞式でドレッドヘア姿を披露するなどモデルとしても秀でるゼンデイヤには、ネットいじめに遭っていた女性をモデルに推薦し、彼女の心を救ったという逸話も
アカデミー賞授賞式でドレッドヘア姿を披露するなどモデルとしても秀でるゼンデイヤには、ネットいじめに遭っていた女性をモデルに推薦し、彼女の心を救ったという逸話も[c]2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

そのほかにも、仲間のエンターテイナーと共に歌い、踊るシーンで、スレンダーで長身(178cm!)な肢体をしなやかに躍動させるゼンデイヤに、観客の目はクギづけになってしまうはず。主演のヒュー・ジャックマンもゼンデイヤについて、「世界のトップ・ダンサー20人と一緒に踊っても、彼女に目が行ってしまう。それほどのスターだ!」と大絶賛。この『グレイテスト・ショーマン』の公開によって、日本でもゼンデイヤに熱い視線が注がれるのは確実だ。

文/斉藤博昭

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